身体管理学協会ニュース(11月1日発行)

◉新着情報
【11月~12月開催 身体管理指導士®︎養成講座】スケジュールのご案内

11月9日(水)より第七期養成講座を開催いたします。

講座日程は以下の通りです。

【講座スケジュール】
①運動器機能解剖実技  11月9日(水)(東京都内にて)
②トレーニング理論   11月16日(水)〜22日(火)(オンライン)
③栄養学        11月23日(水)〜29日(火)(オンライン)
④休養学        11月30日(水)〜12月6日(火)(オンライン)
⑤整形外科系疾患学   12月7日(水)〜12月13日(火)(オンライン)
⑥内科系機能解剖学   12月14日(水)〜12月20日(火)(オンライン)
⑦内科系疾患学     12月21日(水)〜12月27日(火)(オンライン)
⑧スポーツテーピング実技  調整中(東京都内にて)
&「身体管理Q&A飲食会」(参加自由、別途要費用、夜18時〜)

※今回の養成講座は募集を締め切りました。
お申込みいただきました皆様、ありがとうございました。
共に学びを拡げ、これからのお仕事に役立てていきましょう。

①⑧の講座については東京都内にて実技講座を実施いたします。
①につきましては、必ずご出席いただける方に限らせていただきます。
⑧につきましては、スケジュールが合わない場合には初回受講から一年以内であれば別日にご受講も可能です。
その他②~⑦につきましては録画動画を隔週毎1週間以内にご視聴いただく形式となります。
詳しくは、事務局までお問い合わせくださいませ。
改めてそちらから講座費用、受講にあたってのご案内などの詳細についてのご連絡を差し上げます。
※詳しくは、こちらもご覧ください。

◉神谷教授の内科系身体管理の視点
【第13回:「エネルギーを作り出しているのはどこ?」】

こんにちは、理事の神谷です。
このnoteを読みくださっている皆様へ、身体管理を指導するトレーナーに必要な内科系関連の情報を、最近のトピックス等を交えてお伝えします。

第13回目は活動するためのエネルギーがどこで作り出されているか?です。

前回のお話では、細胞の活動は生きる営みであるというお話をしました。

生理学の本などには、エネルギー供給機構のことが必ず出てきます。

・ATP-CP系

・解糖系(乳酸系)

・有酸素系

これらは細胞の中で起こります。

私たちの体の中に取り込まれた物質は、細胞の中でエネルギー源や成長、修復に必要な物質へと変わっていきます。

これらのプロセスを「代謝」と言います。

代謝ではエネルギーが作られます。

大きな力を出すことが出来るATP-CP系や解糖系は、エネルギー産生に酸素を必要としませんが、ミトコンドリアの中で起こる有酸素系については文字通り酸素を必要とします。

不思議なことにこのエネルギーは作ったら貯めておくことが出来ません。

「バッテリーに充電しておく」というようなことはできないようです。

昨今、一段とその普及が進み始めている電気自動車ですが、こちらはバッテリーにエネルギー源である電気を充電しておくことが出来ます。

ですが、これまでのような内燃機関の車はそういうわけにはいきませんよね。

燃料であるガソリンや軽油をエンジンで燃やして、動力を得ています。

人間の身体もこれによく例えらますね。

エネルギー産生という観点から人間のからだを車に例えると、大量のエネルギーを作り出すのはミトコンドリアで、これがエンジンに当たります。

ミトコンドリアが元気でいることはとても大事なことで、出来るだけ元気なミトコンドリアを維持するために恒常性の維持というものが大変重要な役割を果たしています。

衰えた細胞が壊され、新しい細胞が生まれる。

これを新陳代謝と言いますが、「オートファジー」という細胞に起こる現象がそれに大変役立っており、元気でいるために欠かせないものと考えられています。

このオートファジーは、ノーベル医学生理学賞を2016年に受賞された大隅良典東京工業大学栄誉教授が、その仕組みの解明に大きく貢献されました。

生体における様々な医科学研究の発展に大きな功績を残されています。

今後のさらなる研究と、臨床応用による難治性の病気の治療方法の確立に役立つことを期待したいですね。

◉養成講座のご紹介
【整形外科系疾患学/オンライン講座】

怪我と痛み、外傷と障害、についての基礎理論を学び、予防と改善のための原理原則をお伝えします。

【講座内容】

骨・軟骨・靭帯・筋肉・腱の基礎知識

膝・足・肩・肘の損傷メカニズム

膝・足・肩・肘の損傷予防・改善法

腰痛・肩こりのメカニズム

腰痛・肩こりの予防・改善法

健康指導に向き合っていると、腰痛、膝痛、肩痛などの整形外科的なトラブルをお持ちの方を担当する機会は少なくないと思います。

この時、きちんと相手の方の状態を把握し、適切な指導を行うことがとても重要です。

経験則的な、または独自理論によるものではなく、人体の基礎と整形外科的観点から基本をしっかりと学ぶことで、普遍的な指導能力を高めることに役立ちます。

◎編集後記

いよいよ11月ですね。今年も残すところあと2ヶ月。

今年やり残していることはありませんか?

今年中にできることは今年のうちに。

今月出来ることは今月のうちに。

今週出来ることは今週のうちに。

今日できることは今日のうちに。

そうすれば、また新しい何かに取り組むことができます。

今月から第七期の身体管理指導士®養成講座がスタートします。

受講される皆様に、より良い学びをお届けできるように良い準備を進めていきたいと思います。


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