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【映画鑑賞】チェイシング・コーラル


やはり海中は幻想的で綺麗だなぁと気軽に見始めた映画だけれど、
とても衝撃の大きな映画でした。

そもそもサンゴに関する知識がほぼ皆無だった私としては、きっとベーシックレベルであろう事もとても学びが多くありました。



サンゴというと、色とりどり柔らかく揺れるサンゴに、多種多様な魚がそばで泳いでいる姿を想像するかと思います。

サンゴは海全体の生態系を司る重要な役割を果たしており、約25%の魚が生存に関し依存しているそう。また支えられているのは魚だけでなく、私たちも同様です。観光や漁業など、我々の生活にも大きく関与しています。

サンゴには寿命という概念がなく、環境が生存を許す限り生き続ける事ができます。ただ、近年でそれが許されない状況が続き、サンゴの生存が脅かされています。その原因は、海面温度の上昇です。

サンゴは海面の温度が2度上がると、白化(いわゆる死に近い状態)してしまいます。海面の温度というのは、人体の温度とほぼ同義。人も平熱より2度高い状態が続けば命の危機にもなり得ますが、それは海面で生きている生物も同様です。

海面温度の上昇(=地球温暖化)により、白化は広い範囲で、急激に進んでいるのです。


映画の中で1日ごとにサンゴの経過を1ヶ月分撮った映像があったのですが、日ごとに柔らかさや色が消え、魚も寄り付かなくなっていく姿は胸が痛ましかった。。

このようにサンゴの生態系が脅かされているのを通し、この生態系の破壊はこのままだとどんどん進んでしまうという事が分かります。これはサンゴだけの問題でなく、我々を含めた他の生態系も一緒に考えるべき問題です。



ここまで知る事ができたら、次は何ができるかについて考えたいですね。
いくつかのサイトを見てみたところ、具体的な取り組みなどが詳しく載ってるサイトを発見しました。


このようにサンゴの保全に関する取り組みももちろん、地球温暖化という大きな枠組みで課題を考えた際に、一人一人にできる小さな事を、継続的にしっかりとやっていこうと改めて思えた映画でした。


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