お菓子をオーダーしてみる

　生菓子のオーダーってどのようなものなの？とお問い合わせいただきましたので、こっそり公開いたします。

　 例えば「藤」をテーマにオーダーいただきました場合は、このように数種類試作をさせていただき、方向性を決めてから細部を決定する事が多いです。
　どのような場面でお菓子をお使いになられるかによって、どんなお菓子が相応しいか変わってくると思いますが、なるべく良いものを作ろうと心がけております。
　完成までは、お客様と和菓子店との共同作業です。 明確なイメージをお持ちの場合はなるべくそれに近づくように製作させていただきます。抽象的なイメージはある場合、お考えがまったくまとまらない場合でもお話させていただく段階で色々と見えてくるものもあるかと思いますので、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

お茶会の場合

　お茶会の場合はそんな時どんな視点で、お菓子を選んだらよいの？とのご質問もいただきました。私には心得はございませんので、ご先輩方にお尋ねされるのが一番かとは思いますが、過去に、こんな所をお考えになられるのだな、と思った事例を挙げさせていただきます。
○茶会のテーマ
○お客様の好み
○茶室の植物や庭にある植物
○家紋など
○お茶碗や菓子鉢などのお道具（例えば鶴の模様の菓子鉢に亀の形のお菓子など）人、場所、物などで普段とは違う点を強調されるように他を揃えられる方も多くいらっしゃいます。

　お菓子はあくまでも添え物でございますが、他のお道具より臨機応変に形を変えらるものです。いろいろな要素を組み合わせて、最後にお菓子を、、と決めていただくのも良いかと存じます。

特大サイズの生菓子

　お茶会以外にも、結婚式や会社のお祝い事など、様々なシーンでお使いいただけます。ケーキやデザートを和菓子にするだけで少し「和」を演出できるかと思います。

　写真の特大きんとんはお誕生日のケーキとして、オーダーいただきました。お題はお誕生日であられた娘さんがバレーをされていて、発表会でお召しになられた衣装のお写真をいただき、その色味に合わせて製作させていただきました。

　ピンクは桜、紫は藤、黄色は蝶々といった具合です。

アレルギーの方にも

　洋菓子ではよく使う小麦粉や卵なども使用いたしましせんので、小麦粉アレルギー、卵アレルギーなどの方にもおすすめです。

　ウェデイングパーティーのケーキカットやファーストバイトなどの場合にも和菓子をお使いいただけます。

京都市内配達いたします

パーティーやウェディングでお使いの場合は会場まで配達させていただきます。お気軽にご相談くださいませ。