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革命的「通学路の安全対策」R3・12月議会回顧①

北原若尾交差点③

ちょっと言い過ぎた表現かもしれない「革命的」だなんて。けれど今年は上の写真の北原若尾交差点に押しボタン式の信号機が設置される。
実現できたのは、地元住民の長年の思いの成果である。毎年の交通量調査をはじめ、要望書の提出、毎日の見守りなど、まさに「子どもたちは地域の宝」を実践してきた。私たちは、そんな皆さんのほんの少しの手助けが出来たにすぎないが、信号機設置の際には皆さんと笑顔で大喜びしたいと思う。また、下の写真の場所にグリーンベルトの設置がこれまでの韮崎市の前例にない手法によって実現する。今回は、その経緯を記した。

すずらん団地S字①

写真のように歩道もグリーンベルトもない場所を歩く小学生たちがいる。
通学路の安全対策に力を入れている私にとって、積年の課題場所の一つであった。
そこで、9月の議会で市に質問と提案した内容が以下のもの。
そしたら、12月議会中に提案のとおり実施をするとの報告があった。本当に感謝である。だから韮崎市の建設課はGoodだと思う。

〈質問〉
・以前からご提案しております、歩道がなく見通しの悪いすずらん団地周辺S字カーブ路肩へのグリーンベルトの設置についての見解を伺います。

〈答弁〉
○教育課長 
・当該箇所につきましては、過去に合同点検を実施しておりますが、狭隘な道路であることから、歩道やグリーンベルトの新設により、車道幅を狭めてしまうことに伴う車両同士の擦れ違いの支障への懸念から安全面での対策がなかなか進まず、これまでも学校において交通安全指導の徹底によるソフト面での対応を取っていたものと認識をしております。
 しかしながら、様々な方策を模索しながら安全対策を講じていく必要があると考えておりますので、当該箇所をよく知る地域の方々のご意見を参考に、庁内担当課と連携し、調査を進めてまいりたいと考えております。

〈提案〉
・大切な子どもたちを守ること、ご家族の幸せを守るためには、ご答弁のようにどのようにしたら安全対策につながるのか可能性を見つけ、実践していくことが大切であります。ましてや当地は市道です。韮崎市が道路管理者です。市が可能性を諦めたらそれで終わりです。私が子どもたちの登下校の様子、擦れ違う車の進路を調査した中で感じたことをお話しします。
 当地を通行する車が、歩行者がいると大きくセンターラインを越え走行することが日常化しております。よって、擦れ違いなどの車両の通行にそれ以上の支障が出ることはないと考えられます。そこで、類似例を探したところ、愛知県では、平成12年以降、積極的に狭い2車線道路のセンターラインの抹消をして、歩道の延伸や路側帯を確保するといった安全対策を進めております。まさに逆転の発想となりますが、歩行者用のスペースを確保し、あえて車両用の道幅をさらに狭めることで通行車両の速度抑制にもつながり、歩行者とドライバー双方の一層の安全が高まれる効果がもたらされております。このように、多くの実績がある事例を当地で反映できる可能性は高いと考えられます。
 そこで、当地においてセンターラインの抹消を行い、途中まである歩道の延伸やグリーンベルトの設置をすることにつきまして、道路管理者からの見解をお聞かせください。

〈答弁〉
○建設課長
・議員がお話しされている現場につきましては、道路管理者としても現場のほうは確認はしております。しかしながら、交通安全プログラムに挙げられていない、また拡幅事業等で、長年拡幅ができていない、抜本的な把握整備ができていないということを考えますと、今後も簡単には抜本的な拡幅工事が完了するというふうには思いません。しかしながら、そのような状況でも安全を確保する、そういった意味でグリーンベルトを設置するということは、間違いなく効果はあると思います。
 しかし、現状はカーブがあったり、前後で幅員が違っていたりとしますので、交通量等もございますので、やはり関係機関の中で安全性を第一には考えますが、現場にあった適正な状況というものを判断しながら対応したいと思います。
 しかし、その中で今、議員がご提案のセンターラインを消してまでグリーンベルトを設置しろというような方向について検討した経緯もございませんので、こちらにつきましては、道路管理者として可能性につきましては調査研究させていただきます。

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