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AISTS留学 第1セメスター終了

12月22日に今年最後の授業があり、最後はクラスでクリスマスパーティをして年内のプログラムが終了しました!

この4ヶ月はスポーツに関わる新しい学びに溢れた日々で、クラスメイトとの新たな出会いもありスイスに来たことやAISTSを選んだことを本当に良かったなと今振り返ると感じます。

プログラムは全体の25%ほどが終わったところで、年明けから本格的な取り組みが待っています。8ヶ月かけて取り組むクライアントプロジェクト、国際イベントについて学ぶ1週間のコース、OBにマンツーマンで見てもらうメンターシッププログラム、インターン実施に向けた動きなどがいよいよ始まっていきます。

いろんなプロジェクトが終わったり始まったりしたので、良い節目としてそれらをまとめました。

1.  4ヶ月の感想。

大学では教育学を一応専攻していたもののサークル活動に力を入れていたため、社会人になって取り組んだ語学を除いて何かを突き詰めて学ぶことをしたことがない人生でした。

ここまで学んだことは挙げるときりがないくらいですが、こんなことを主に学んで来ました

・サッカークラブにおける選手の移籍やその他投資に伴う会計処理の考え方
・プロジェクトのマネジメントにおける基本的な考え方やフレームワーク
・社会におけるスポーツの立ち位置と直面している課題
・新しいサービスを企画してサービスを拡大させるためのデジタルマーケティングの使い方
・初めてふれるスポーツを通して、難しさやおもしろさ、その競技が持つ価値を理解する(アーチェリー、カーリング、ビーチバレー, etc.)

さまざまなテーマが授業で扱われ、正直なところ英語で話されていることが分からず半分も理解できない授業もありました。心配していたテストも6つ実施して、単位に必要な点は取れつつ手応えよりも良い点数を取れているものも多いので少し安心しました。

ずっと楽しみにしていたカーリング体験


2.  イノベーションチャレンジ

Think Sportsが主催する簡易的なビジネスコンペが10月から2ヶ月間かけて開かれ、スイス全土の大学などから40チームが参加しました。

テーマは、自然のままの地形を滑りそのテクニックやスタイルを競う「フリーライドワールドツアー(FWT)」のビジネスをいかに成長させるかに関するもので、AISTSも5,6人のグループに分かれて参加。

ピッチ形式での準決勝・決勝へ参加し、チームメンバーのおかげで1位を取ることが出来ました。仲間がとにかく優秀で本当にラッキーとしか言いようがないですが、来年3月にスイスで開かれるフリーライドの決勝大会に招待してもらえることになり、初めて見るスポーツの現場を体感できるのが今からとても楽しみです。



3.  クライアントプロジェクト

来年1月から8ヶ月かけて取り組むクライアントチームプロジェクトのキックオフが今週ありました。適正や経験などを踏まえて4人ずつのチームが組まれ、外部のスポーツ組織から提供されるプロジェクトに取り組むという、AISTSがウリにしているプログラムのひとつです。

どんなプロジェクトに誰と同じチームになるのか、発表されるときはクラスがとてもそわそわしていましたが、自分はポルトガル人・カナダ人・中国人のクラスメイトと同じグループになりました。

これまでの4ヶ月間でクラスメイトの特徴や性格などが少しずつ分かってきましたが、今回のチームの仲間はとても信頼できるメンバーで嬉しかったし、馴染みのないレスリングをテーマとした課題に取り組むこととなり、これについてもとても楽しみです。


4.  クラスでの個人プレゼン

クラスでは11月からIndustry Topic of the Weekという新しい取り組みが始まりました。これは週毎に担当となる2人が、スポーツに携わる気になるトピックをそれぞれ15分ほどプレゼンし、その後Q&Aで議論をするという時間です。

12月は自分の番があり、興味のあるメガイベントと気候変動の取り組みについてカタールW杯の組織員会の取り組みとファクト、専門家の視点をまとめました。W杯は本当に感動したしこの先も持続可能な形で続いていってほしいと願っていますが、商業面のほかに考えるべきことは山ほどあるし、そこに取り組める人間にならなくてはと気付かされました。

英語での長いプレゼンは、3年前にJリーグの海外視察団が来たときにやった以来で少し緊張したけれど、終わったあとにクラスメイトから良かったと言ってもらえてすごく自信になりました。

わかりやすくまとめたり、注意を惹けるビジュアルを入れた資料作成はもともと得意な領域。クラスメイトのプレゼンから学ぶところも多く、良いところを取り入れて自分のブラッシュアップに繋げられているなと感じています。

プレゼン自体よりもQ&Aの時間がきつかった個人プレゼン


5.  メンターシッププログラム

10年ほど前に卒業したドイツ人のJochenがメンターとしてついてくれて、12月は2回ほどオンラインで面談しました。決まったやり方はなく、メンターとの関係をどう構築して機会を活用していけるかは自分次第です。12月はメンターシップの目的とゴール設定の整理を行いました。

AISTSでの時間を有意義にするために、現状分析と自分なりのアクションプランを整理して共有し、2,3週に1回の頻度でこれからミーティングをしていくことを約束しました。

Jochenはいろんな組織での経験やサッカー関係でもハンディキャップの解消へ向けた取り組みをしているユニークな歩みをされてきた人なので、うまく関係を築いていきつつ、アクションプランが計画だけで終わらないように行動していかなくてはと思っています。


6. 年末年始の旅行はイギリスへ

12月22日の授業を最後に、1月9日まで少し長めのホリデーに入りました。
いま取り掛かっているグループワークを進めることや、ホリデー明けにある授業の事前課題と予定しているテストに向けた勉強など、休み中にやらなければならないこともたくさんありますが、いったんひと区切りです。

11月はじめごろから年末はどうしようか考えていたときに、LCCの航空券が手頃な価格だったので行ったことのないイギリスへ行くことに決めていました。

ロンドンとリバプールでは同じようにスポーツ修士を学んでいる人と会ったり、前職の同僚と会うので楽しみです。ロンドンではいくつかスタジアムツアーに行けたら行き、大晦日にはマンチェスター・シティの試合をエティハドスタジアムで見ることにしていています。初プレミア観戦は本当に楽しみだー!

時間を有意義に使ってしっかり1年を振り返りつつ、2023年に向けて良い準備を進めていきます。

イベントの休み時間での卓球大会