Shinsaku Nishihara

フランス パリ在住 | PMY Group. | パリオリンピック組織委員会 TEC部…

Shinsaku Nishihara

フランス パリ在住 | PMY Group. | パリオリンピック組織委員会 TEC部門で働いています | Paris2024 / PMY. Group | 大学院AISTSでスポーツマネジメント修了 | 長野市出身 | ex. 横浜F・マリノスで広報, NEC Corp

最近の記事

One month away from the Paris 2024 Olympics

このパリ2024オリンピックのプロジェクト。採用の面接を受けてからは1年7ヶ月、働き始めてからはちょうど1年ほどが経った。そして開幕まであと1ヶ月。 仕事にもすっかり慣れ、1年前に担当する会場がParis2024に引き渡されたときは20人ほどだったオンサイトで働く同僚の数も、今では組織委員会のメンバーや会場のメインユーザーであるライツホルダー(放送局)が続々と来て数百から千人という多くの人が日々会場で準備を進めています。 開幕はあと1ヶ月後。 私はスポーツの競技会場ではな

    • 大学院の卒業

      2023年12月7日。 ローザンヌでの卒業式に参加し、15ヶ月かけて参加したaistsのスポーツマネジメントのプログラムを修了することが出来ました。今年の5月にすべての授業が終わり、6月初めにはローザンヌを離れていたためローザンヌ生活自体は少し前のことに感じますが、そのあともグループプロジェクトと卒業論文が10月末までありました。 振り返ると、2020年のコロナ禍でスポーツのマスターを学ぶことを真剣に考え始めて3年がたちました。「サッカーに携わる仕事はしていたいけど、W杯や

      • スタジアムへ足を運ぶことの意味

        パリに来て4ヶ月。 これまでで一番ハードな通勤環境と自分ではどうにも出来ない物事の数々から、パリでの生活は便利な一方でかなり消耗することを知った。その傍ら、パリはイベントごとに事欠かないにぎやかな街。スポーツのイベントも、食やお酒をテーマにした展覧会も週替りで様々なものが行われている。この夏は今まで見たことがなかったスポーツを生で見る機会に恵まれて、いろんな会場へ足を運ぶことが出来た。 喧騒なパリでの暮らしと仕事のなかでフランス語が分からないことで、日々なかなかに消耗した。

        • パリ生活 2023.7~10 - どうにも出来ないストレスとの付き合い方

          7月にパリに来て早くも3ヶ月がたった。 来年の夏から秋にかけてParis 2024が終わると、おそらくパリに留まる可能性は低い。別の場所に生活を移すことになる。なのでこの3ヶ月で全体の5分の1が経過したことになる。 この3ヶ月、嬉しいことも楽しいこともうまくいかないこともたくさんあった。そんななかでも一番感じるのは「パリの暮らしは自分でコントロール出来ないストレスがすごく多い」ということだった。 ラッシュアワーに混雑するメトロ (混むのは東京も一緒だけど、防犯面で気をつけ

        One month away from the Paris 2024 Olympics

          誰かのようにならなくていい

          今から1年前、留学に行くタイミングで、現在UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で活躍する青山愛さんのインタビュー記事を読んだ。 青山さんは自分と歳が一つ差の同世代で、テレビ朝日で働いたあとアメリカで修士を取って国連で働いている。レベル感は違えど、仕事をやめて留学して…というプロセスは自分と共通するところがあり、読み進めているうちにとても共感を持った。なぜなら、今まで自分はずっと「誰かのようになろう」と考えながら生きてきたんじゃないかとはっと気付かされたような感覚をもったか

          誰かのようにならなくていい

          AISTSのキャリアサポートと仕事探し

          マスターを修了した後どういった進路に進むのか。 大学院へ進む人、特に仕事を一度止めて留学する人にとってはけっこう気になるところだと思います。自分もそのひとりでした。 データや組織名は学校側も出していたりしますが、その歩みは一人ひとり違うもので、人との繋がりやタイミングと運にも左右されます。私は結果としてParis2024で働くことになったのですが、そこに至る経緯についてはこちらのnoteにまとめております。 今回は、他にどんな仕事探しをしていたかや、学校を通じて得られるサ

          AISTSのキャリアサポートと仕事探し

          Paris2024 オリンピック・パラリンピック

          2021年に1年遅れで開催された東京2020オリンピック・パラリンピック。早いことにあれから2年が経ちましたが、来年がパリオリンピックの年だと実感している人は世界にどれだけいるでしょうか。 2月頃から始めた大学院修了後の仕事探しが6月に一段落しました。ありがたいことに、大型スポーツイベントの技術コンサルやオペレーション支援を行うPMY. Groupと雇用契約を結ぶことができ、卒業前ではありますがこの7月から働きはじめます。 業務としては、Paris2024オリンピック・パ

          Paris2024 オリンピック・パラリンピック

          UEFA, FIFA, FIBA, Paris2024, UN訪問

          クラス全員で受ける授業の締めくくりとなった5月は、これまでの授業の集大成としてさまざまな組織訪問へ行きました。UEFA, FIFA, FIBA, Paris 2024 オリンピック・パラリンピック組織委員会、United Nations(国連)など一度聞いたことのあるような組織に時間をかけて伺った。 プログラムが始まった序盤にもいくつかの連盟を訪問する機会がありましたが、サッカーやパリ2024組織委員会についてはプログラム終盤のタイミングだったことで良い訪問にすることが出来

          UEFA, FIFA, FIBA, Paris2024, UN訪問

          ローザンヌでの暮らし

          今回はローザンヌで暮らした10ヶ月について街と暮らしという面で振り返りをしたいと思います。というのも、留学前は最低でも1年はローザンヌに住むだろうと思っていたところ、新たに始める仕事のために11ヶ月目にしてローザンヌから離れることになったためです。 AISTSは15ヶ月のプログラムのため卒業は12月です。ですが、座学の授業は5月末で終了し、6月から卒業までの期間はリモートで2つのことを行っています。 四季と日照時間 ヨーロッパの冬は長くて厳しいと聞いたことがあったけれど

          ローザンヌでの暮らし

          2ndセメスターと座学授業の終了

          5月の第一週を以って、クラス全員揃って教室で受けるカリキュラムが終了しました。 この1~5月の第2セメスターは、2週間ほどがっつり授業を行う期間とスポーツ機関への訪問を含めた1週間のゆるめの授業期間のセットを繰り返し続けたような構成で、大変だったけれどメリハリをつけて学べた期間だったと感じます。 内容としては、大型の国際大会のオペレーションにフォーカスしたクラスやパブリック・リレーションズ、サッカークラブの財務分析、サスティナビリティ、スタジアムなどテーマを深堀りしていく

          2ndセメスターと座学授業の終了

          AISTS留学 第1セメスター終了

          12月22日に今年最後の授業があり、最後はクラスでクリスマスパーティをして年内のプログラムが終了しました! この4ヶ月はスポーツに関わる新しい学びに溢れた日々で、クラスメイトとの新たな出会いもありスイスに来たことやAISTSを選んだことを本当に良かったなと今振り返ると感じます。 プログラムは全体の25%ほどが終わったところで、年明けから本格的な取り組みが待っています。8ヶ月かけて取り組むクライアントプロジェクト、国際イベントについて学ぶ1週間のコース、OBにマンツーマンで

          AISTS留学 第1セメスター終了

          スイス留学3ヶ月の振り返り

          9月から始まったスイス留学は早くも3ヶ月が経とうとしている。 定期的にアウトプットでnoteを書きたいなと思いつつ、毎週のように新たに始めるグループワークや課題に追われてなかなか立ち止まるタイミングがありませんでした。平日はみっちり9-17時で授業に通い、夜は課題に勤しんでいた日々も12月になり少し落ち着いて来ました。まだ年末ではないけれど、せっかくなので振り返りをしていきます。 プログラムでの学び 来年の5月まで約8ヶ月の座学期間があるなかで、ここまで様々なモジュール(

          スイス留学3ヶ月の振り返り

          エコ、サスティナブルとはいったいなんなのか

          この3ヶ月、スポーツにまつわるテクノロジー・法律・会計・マネジメントなどさまざまな授業を受けました。 そしてどの授業でもAISTSがプログラムのなかで力を入れているサスティナブルとデジタルの視点が取り入れられた授業構成になっているので、サスティナブル(主に気候変動)をスポーツとからめて学びたいと思っていた自分にとってはここに来て良かったと思う機会がたくさんありました。 今回は日本にいたときも環境のトピックで話題に上がるプラスチックの使用について考えさせられたことがあったの

          エコ、サスティナブルとはいったいなんなのか

          AISTS スポーツマネジメント留学の出願エッセーの仕上げ方 (合格サンプル掲載)

          今回のnoteでは、留学の出願にあたって多くの時間を割いた出願エッセイについてです。2021年春先から学校やプログラムを調べはじめ、悩んだ末にAISTSとLiverpoll 大学院Football Industry MBAへ出願しました。 その2校からオファーをもらえたエッセイと推薦状を後半の有料部分として掲載しております。少しでもスポーツ分野のマスター留学を考えている方の参考になれば幸いです。 履歴書や推薦書も大切ですが、出願で一番大事になるのがエッセイだと思います。エ

          ¥2,500

          AISTS スポーツマネジメント留学の出願エッセーの仕上げ方 (合格サンプル掲載)

          ¥2,500

          AISTS_受験のプロセスとオファーまで

          今回は大学院プログラムの出願プロセスについて、まとめていきます。来年から始まるコースの出願募集を見るといくつか変わった点もあるので一緒に見ていきたいとおもいます。 他の大学院やMBAと変わらず、おおまかな流れは、①出願 → ②書類選考 → ③オンラインインタビュー ④オファー受領 といったプロセスになります。 ■出願期間例年10月から出願が始まります。昨年までは3回の出願期間があり(11月末/2月末/5月末まで)、私は11月初旬に出願し、12月末にオファーをもらいました。

          AISTS_受験のプロセスとオファーまで

          スポーツマネジメント大学院 AISTSとは

          9月から授業が始まり早3週間が経ちました。 座学の講義もあれば、外部のビジネススクールやスキー製品の工場でものづくりを学ぶなど幅広く展開されています。スポーツ用品をテーマとした授業のグループワークでは、テニスラケットや自転車のタイヤなど自分たちでアイテムを選び、その製品の成り立ちから使われている素材、今後に向けた改良などをまとめました。(私のグループはバドミントンのシャトルコックを選択) 今回は、私が通っているAISTSとはいったい何なのかについて書いていきたいと思います。

          スポーツマネジメント大学院 AISTSとは