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大学院の卒業

2023年12月7日。
ローザンヌでの卒業式に参加し、15ヶ月かけて参加したaistsのスポーツマネジメントのプログラムを修了することが出来ました。今年の5月にすべての授業が終わり、6月初めにはローザンヌを離れていたためローザンヌ生活自体は少し前のことに感じますが、そのあともグループプロジェクトと卒業論文が10月末までありました。

振り返ると、2020年のコロナ禍でスポーツのマスターを学ぶことを真剣に考え始めて3年がたちました。「サッカーに携わる仕事はしていたいけど、W杯やオリンピックなどのメガスポーツイベントに携わる働き方をしたい。」そんなことを考えながら行き着いたのが仕事をやめて留学という選択肢。いまはその選択のおかげでパリでスポーツイベントに携わる仕事をすることが出来ています。

一方で、プログラムでの学びや進路選択という部分で考えるとチャンスを広げることが出来るけれども、必ずしも誰しもにとってベストな選択肢にはならないことも分かりました。
気候変動の面からメガイベントにおける持続可能性に興味があった自分にとって、プログラムのなかで「サスティナビリティ」というキーワードは語られるものの、深くつっこんで学ぶ機会を作れなかったのは少し残念でした。きっと本当に専門性を在学中に身に着けたいのであれば、サスティナビリティを専門とするコースを選んで、スポーツに限らず掘り下げていく必要があるのだと思います。

卒業論文では、メガイベントにおける持続可能性のあり方というテーマでParis2024で働きながら感じたことをまとめて6.00点満点で5.50の評価をもらいクリアすることが出来ました。先ほど出たように内容面では突き詰められなかったというクオリティでした。それでも英語での授業と論文をクリア出来たのでやれば出来るんだなと自信になりました。この気候変動に絡んだ持続可能性についてのテーマは、この先もメガスポーツイベントで働くなかで知見をアップデートしながらアクションに繋げていけるように業務へ組み込んでいきたいです。

大学生活の半分は週3日の授業だったので、高校生のときのように同じクラスメイトと週5で朝から夕方まで一緒に授業を受ける生活がすごく新鮮で。柄にもなく帰宅後も授業の復習と予習で机に向かったり、放課後にサッカーを一緒にやったり。平均30歳のクラスチームで大学のスポーツ大会に参加してひと周り若い20代前半の学生チームと対戦したり、たくさんの思い出を作ることが出来ました。

パリでの暮らしも友人が出来て楽しめる時間も増えてきたので、12月はいい締めくくりをして2024年を迎えたいと思います。