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#1 ”進路志導塾”始めます

はじめまして。進路志導塾の杉野です。
「誤字じゃないのかな?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、誤字ではありません。"志(こころざし)"を"導く”と書いて、”志導”です。
既に学校内部で行われている進路”指導”では行われない内容を学校外部の人間だからこそ出来る・行うべしという思いと、進路"指導”という先生と生徒の関係性が連想される表現ではなく、ともに社会人同士として将来のやりたいことや夢、志を一緒に考え、進路について相談できる存在でありたいという思いから、”志導塾”としました。

進路志導塾を始める理由は、「高校のときの進路選択って”ノリと勢い”だけで選択していたけど、もっと良い方法あるよな?」と思ったことがきっかけです。
今思い返すと、その時点の得意・不得意科目、教科担当の先生の好き嫌い、その時点での合格可能性、大学の知名度といったあまりにも限定的、かつ、あまりにも目先の情報のみで、”ノリと勢い”に任せて私は文系・理系の選択、志望大学の選択をしていました。
将来こんなことしたいからそれを実現できる可能性が高い大学を志望校にするとか、大学でこういうことを学びたいから文系にするとか、将来こういうことをしたいという思い(=志)がまずあって、そこから逆算して進路を選択するという思考をしていませんでした。

もちろん、世の中の高校を卒業した全員が私のような”ノリと勢い”で進路選択をしているわけではないと思います。しかし、「私もそんな感じだったな~」という方も少なからずいるのではないでしょうか。そして、まさに今、進路選択に迫られている高校生の方の中にも悩みながらも最終的にはノリと勢いで進路を決めようとしている方がいるのではないでしょうか。

ではなぜ、そういう学生が一定数出てきてしまうのか、自分の経験をベースに考えてみました。
「社会に出たらもっと厳しいぞ」と言うけれど「社会」についてはよく教えてくれない。
「大学生活は楽しいから受験勉強を頑張りなさい」と言うけれど「大学」についてはよく教えてくれない。
「自分の路(みち)は自分で決めなさい」と言うけれど「どのような路(=選択肢)」があるのかを教えてくれない。
高校生が進路を選択するときに、選択後の世界(大学や社会)にどのような世界が広がっているかを知る術がない、そもそもどのような選択肢があるのかを知る機会が少ないそれらの情報に高校生がアクセスする環境・体制が整っていない、でも選択しないといけないから、いかにもな理由を考えて選択しているというのが日本の進路選択の現状なのではないでしょうか。

手元にある情報を駆使して、限られた選択肢からひとつの選択をすることが決断のプロセスだとは思います。しかし、殊、高校生の進路選択については、「手元の情報が本当にそれで十分か?」「選択肢が限られ過ぎてやしないか?」と思わざるを得ません。当然ですが、手元にない情報は使えないし、選択肢にないものを選択することは出来ません。
私は今勤めている会社を大学5年時の就職活動をするまで知りませんでした。4年時の1度目の就職活動に失敗し、5年時の2度目の就職活動のときに偶然出会ったのが今の会社でした。4年時は、部活動と平行するため1社にしかエントリーしておらず、かつ、自分がやりたいと思っていたこともこの1社でしかできないと盲信していました。
しかし、5年時の2度目の就職活動で余りまくった時間を使って、ベンチャー企業から大手企業まで幅広い会社の方々からお話を聞かせて頂く機会を頂くなかで、親友から誘ってもらった学部OBの企業説明会で今の勤務先と出会うことが出来ました。「自分が4年時に1社でしかできないと思っていたことは実は別の企業でも出来るんだ!」ということを知り、更に多くの企業の方々から話を聞かせて頂き、最終的には、複数の選択肢の中から今の勤務先に進むことを決めました。

世の中には知らないだけで沢山の企業があります。色んな仕事をしている人がいます。つまり、色んな進路を選択してきた人たちが多くいます。すなわち、今後その学生が進む可能性のある路を既に選択してきた先人たちが沢山います。実は周りを見渡せば進路選択の参考に出来る人が見つかる世の中なはずです。それなのにも関わらず、進路選択をするタイミングでその人と出会わなかった、その進路にはこんな世界があるんだ・こんな知識が役立つんだ、ということを知らなかったというだけで、可能性に満ち溢れた・ポテンシャルしかない高校生たちが知らない間に色んな機会を失っていってしまっているのではないでしょうか。勿体なさすぎると落胆するとともに、そんな現状をどうにかできないかとずっと考えていました。

だから、もし進路選択・文理選択で悩んでいる高校生がいたら、ノリと勢いで決断を下す前に是非相談に乗らせて下さい。教員免許を持っているわけでもなければ、大学時代に教育学部に在籍していたわけでもありません。でも、日本の教育を良くしたいという気持ち、高校生の秘めた可能性を秘めたままで終わらせたくないという気持ちがあります。”28年と8カ月の経験”と”相談に乗るための時間”と”人脈”なら提供することが出来ます。だから是非、高校生の皆さんの進路選択・文理選択の悩みを聞かせて下さい。選択すべきタイミングまでに少しでも手持ちの情報を増やすお手伝い、少しでも選択肢を増やすお手伝いを出来ればと思っています。

また、現状の進路選択について考えていること・思うことがある方々も是非お話をさせて下さい。保護者の方、学校の先生、教育現場に携わっている方、色んな方面の方からのお話を聞かせて頂きたいです。私は教育現場に身を置いているわけでもなければ、子どもが高校に通っているわけでもありません。10年ほど前の原体験と多くの仮定を基に自分の考えを書き出している自分の通っていた高校以外での経験はしていませんし、10年前から教育現場がどのように変わっているかもわかっていません。だから、ここに書いている内容に的外れなことが多くあったりする可能性もあると思っています。その場合は是非、色んな意見・お話をお聞かせいただけますと幸いです。

高校生の進路選択について思うこと、こうすればもっとよくなるんじゃないか?みたいなことを書いていきたいと思います。どうぞこれから宜しくお願い致します。

<2022年3月3日追記>
ご相談・ご意見はコメントまたは以下連絡先までお待ちしています。

【連絡先」

メール:shinro.shi.dojuku@gmail.com

Twitter:@Shinro_SHI_do

<プロフィール詳細>
名前:杉野 晴崇(すぎの はるたか)

経歴:
1993年 3人兄妹の次男(2番目)として誕生
 兄と同じ塾に通う(兄を強く意識する)
 少年野球を辞めるか中学受験を辞めるか選択を迫られる
 中学受験のため、少年野球を辞めることを選択
2006年 青雲中学校(長崎県) 入学
 親元を離れ6年間の寮生活を開始
 兄が通う第1志望の中学に不合格し、青雲で頑張ることを決意
 部活に精を出す
 中高一貫校の中だるみにより、テストの成績は入学時より30%低下
2009年 青雲高等学校(長崎県) 入学
 物理の先生が嫌い、歴史が好き、兄と違う進路と理由で文系を選択
 部活の先生に呼び出され、東大を目指せと言われ、東大を意識し始める
 高3の夏に部活を引退し、東大を目指して受験勉強を本格開始
 模試ではE判定しか出せなかったが、気合で合格
2012年 東京大学文科三類 入学
 勉強そっちのけで部活動に全振り
 大学4年時に就職活動に失敗
 半年間休学し、大学生活を5年間経験
2017年 東京大学文学部言語文化学科 卒業
 大学5年時に部活コーチを担当
 2年目の新卒就職活動を経験
 余り余った時間を活用し企業の方から色んな話を聞けるチャンスは今しかないと思い、ベンチャー企業から大手企業まで幅広く就職活動を実施
同年  開発コンサルタント会社に入社
 途上国の人々が人生の選択肢を持てる世界にしたいと思い入社
 経理知識0で経理部に配属
 新入社員代表挨拶を拝命
2018年 海外子会社に出向
 現地の社員・現地日系企業の方々と交流し、世界が広がる
2020年 出向解除
 日本に帰国し、経理部に再配属
2022年 進路志導塾を開始


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