他人を「救いたい」という欲求と「支配したい」という欲求は同じ件
今回は共依存にまつわる話をします。
共依存とは距離が近すぎてお互いの自立を妨げ続けてしまうあの関係です。
DVをする男性・受ける女性の関係や親離れ子離れできない親子関係などが例です。
共依存関係にある人は相手を「救いたい」という欲求を持っていますが、それは実は「支配したい」という欲求でもあるという話です。
DVを例に出していきます。
相手を救いたいという欲求が暴力につながっています。
「彼女は可哀そうな人だ」
「彼女は不幸な人だ」
「僕がいなければ彼女は生きていけない」
そう思うのは他人を支配したいという欲求があるからです。
そういう欲求は
「僕がいなければ生きていけないくせにあの態度はなんだ」という感情に変わってしまいます。
他人を「救いたい」という欲求と「支配したい」という欲求は同じです。
他人を救いたいという欲求を持っている人は、その人自身も深く傷ついている場合があります。
他人を救うことで自分も救われようとします。
しかし、その人自身が「自分は救われるはずがない」と心の深い所で思っている場合があります。
自分は救われることがないという思いが、他人への依存に変わります。
他人を救おうとするのは難しいことです。
唯一の方法は、自分が自立することです。
一人で生きていけるようになること、それだけが結果的に近くにいる人を救うことになるのではないでしょうか?
自分が変わっていく姿を見ることでそばにいる人も変わっていけるのではないでしょうか。
今回は共依存まつわる話をしてみました。
ちょっと重めでしたが、人と一緒に生きていくうえでなにか参考になればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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