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心を開いてもらう「現在→過去→未来」の話の聞き方

今回は相手に心を開いてもらう話の聞き方として、「現在→過去→未来」の順番で聞く方法を紹介します。


この方法は私も最近知りました。
セールスの方々が古くから使っている方法だそうです。

それを私も仕事の心理相談で自然に行っていて、「なるほど!」とあらためて思ったので紹介したいと思います。

セールスの仕事ではお客さんが「何に困っていてこれからどうしていきたいか」という問題解決に必要な内容を聞きたいわけです。
そして問題解決のための方法を考えて提案していくのが仕事になります。

これは「どうなっていきたいか」「どうしていきたいか」という未来に向けての話になります。
ただし最初からそれを聞くとお客さんは心理的抵抗を感じて話してくれません。

そこで「現在→過去→未来」という時間の流れで聞きます。


これは心理相談でも同じことが言えると思います。

相談者の悩みを解決していくためには、「何に困っていてこれからどうしていきたいか」をお聞きしていかなければなりません。
ですが、心を閉ざしがちな相談者の場合は初めからそれを話していただけません。

思い返せば、私も「現在→過去→未来」の順番でヒアリングすることで相談者から話を伺うができていました。


【現在】
今現在何をしているのか、何を感じているのか、どんなことに興味があるのか、といったことをヒアリングします。
関係性がまだ築けていない段階では、現在の話が最もしやすいです。

【過去】
現在の話をある程度話していただけるようになったら、過去の話をヒアリングします。
過去にどんなことをしてきたか、どんなことで悩んできたか、あるいは過去の栄光の話など。

人は自分の過去の話を真剣に聞いてもらえる機会があまりないので、承認欲求が満たされていきます。
過去の話をいかに真剣に聞くかが大事です。
真剣に聞くほど、どんどん話してくださいます。

【未来】
そして相手が過去の話をいろいろ語ってくださった後に「これからどうしていきたいか」という考えや気持ちをヒアリングします。
すると、自然に話してくださいます。


この「現在→過去→未来」の順番でヒアリングしていくと、自然に心を開いてもらいやすくなります。
結果的に相手の問題を一緒に考えて解決しやすくなります。


心理相談以外にもいろんな場面で有効だと思うので意識してみてはいかがでしょうか。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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