目標達成のための「if-thenプランニング」
今回は、目標達成のために必要な行動をするためのコツについてです。
目標を決めたとしても達成するための行動を実行できずに悩まれていませんか?
意志の力だけで目標に向けて行動するのは大変です。
習慣的に行動を起こせるようになると良いのですが、そのためには予め決め事をしておくことが有効です。
心理学で「if-thenプランニング」という効果的な方法があるので紹介します。
「if-thenプランニング」とは、「if(もし〜なら)、then(そのときは〜)」とルールを決めておくことです。
「もしAになったら、そのときはBをする」
事前に決めておくのです。
例えば、
「休日の午前9時になったら、ブログを書くためにパソコンに向かう」
「夕方18時になったら、ジムに行って運動する」
「報告書を書き上げたら、二度読み返してミスをなくす」
仕事の時間管理からダイエットや運動などの健康管理、それ以外にも幅広く使えます。
そして、とてもシンプルで覚えやすいのです。
「if-thenプランニング」の良いところは、事前にルールを決めておくので悩まなくていい点です。
これやったほうがいいんだけど、面倒だし、どうしようかな。
というときに悩まずに済むのです。
ハプニングが起きたときにとる行動も予め決めておけば、悩まずに淡々と行えます。
「if-thenプランニング」の効果検証でこのような実験があります。
運動を習慣化したい、という目標を持つ被験者たちを2つに分けました。
1つ目の被検者たち。
①(if)もし、月曜日、水曜日、金曜日になったら、
②(then)仕事の前に1時間ジムで汗を流す。
2つ目の被験者たち。
if-thenプランニングを教えずに普通に目標設定してもらった。
数週間後の結果。
if-thenプランニングをした被検者の91%が運動を習慣化させることに成功。
対して、普通に目標設定した被検者は31%しか習慣化に成功しなかった。
明らかな差ですね。
事前にするべきことをはっきりさせておけば、その時になると自動的に行動できるのです。
時間管理や目標管理がうまくできない。
そのような人は、「if-thenプランニング」に落とし込んでおきましょう。
今回は、目標達成のための「if-thenプランニング」という話でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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小林いさむ|公認心理師
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