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心のエネルギーを溜めるには待ち続ければいい?

今回は、心のエネルギーを溜めるには待ち続ければよいのかどうか?という話をします。
 


私たちは生きていますと、エネルギーがなくなって休みたいと思うときがありますよね。
実際に休まなくてはいけなくなることもありますね。
 
頑張って持ちこたえてきたけど、もう無理だと思って仕事を辞めてしばらく休む、というように。
 
このようなときにいつまでも休み続けていれば、心のエネルギーがたまって元気に復帰できるものなのかどうか。
臨床経験の中で考えたことをお話してみたいと思います。



本当に心が休める状況で休んでいるのなら、エネルギーがたまって復帰していけると思います。
 
どういうことかというと、
 
「このまま私は休んでいていいのか」
「周りは休んでいる私のことをどう思っているのか」
「休み続けていつになれば元気になれるのだろうか」
「社会に適応できない私はだめなのか」
 
というようにあれこれ気にしながら休もうとしても、本当に休めていないことがあるからです。
 
 
コップの水で心のエネルギーを例えると、
少なくなった水が徐々にたまり、コップから溢れそうになって、元気に回復していけるイメージがありますよね。
 
あれこれ気にして本当に休めていないと、たまりかけた水が負の感情のエネルギーに使われることで減ってしまい、いっこうにたまらないのです。
 
 
マイナスな事をくり返し考える「反すう」は心のエネルギーを消耗させます
 
新鮮な情報が入ってこない環境に身を置いたままでは、同じ考えをくり返すループから抜け出すことができません。
そのことがコップの水をためることを妨げるのです。
 
 
新鮮な情報が入ってくるように新しい経験をすることでこのループから抜け出せます。
 
回復しかけたエネルギーを負の方向に使わずに新しい経験に使う。
休んでいる期間に何か新しいことを始めてみる。
新たな人と出会ってみる。
旅ができるのなら、してみるのもいいと思います。
 
そうやって新しい情報が自分に入ってくると、ループが変化していきます。
 
あくまでも無理をせずですが、たまりつつあるエネルギーが負の方向に使われていないか、冷静になって考えてみることは必要です。
 
 
 
今回は、心のエネルギーを溜めるには待ち続ければいいのかについて、負の感情にエネルギーを使い続けずようならに新しい経験をしてみましょう、という話でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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小林いさむ|公認心理師

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