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この時間はどんな時間だった?相手に与える印象についてのお話

こんばんは、芝本です。

今日の記事は相手に与える印象のお話で、「ピーク・エンドの法則」です。

<こんな人にオススメ>
・会社で上司に良い印象を持たれたい
・気になる異性がいて、デートの時間を楽しかったと感じてもらいたい
・営業職やご自身のビジネスでの商談を好印象にしたい

人と人とのコミュニケーションって、日常生活のありとあらゆる場面で発生しますよね。

上司への報告なら「こいつ仕事できるやつだな」って思われたいですし、デートなら「今日は楽しかった」って印象を与えたいです。
商談なら「有意義な時間だった」という印象を与えることで、今後もいい関係性を作れたりするかもしれません。

でも、毎日仕事をしている中で1つもミスをせずにいい報告ばかり上げるのは難しいですし、数時間のデートで「どの瞬間を切り取ってもめちゃくちゃ面白い時間しかなかった」みたいな時間を作るのは、なかなかのセンスが求められそうですよね。
商談であれば、「どの角度から見ても競合製品より優れている商品」なんてものは珍しいと思うので、悪い印象ではなくいい印象を残すような努力をしたいものです。

今日、「ピークエンドの法則」についてアウトプットします。
人が「その時間に対して感じる印象」をどうやって評価しているのかという無意識の部分を解説していきます。

「ピーク・エンドの法則」って?

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まずは、「ピーク・エンドの法則」の説明から。
この法則は、名前の通りピーク(頂点)とエンド(最終地点)が重要ですよっていう法則です。

人間は、過去の体験の印象を思い出すときに、1つの体験を全て記憶して総合的に思い出しているのではなく、ピーク(一番心が動いた瞬間)とエンド(一番最後の時間)の印象を思い出しているそうなんです。

例えば、「高校時代の部活動はどうでしたか?」って聞かれたとすると、
思い出されるのは大会の戦績や仲の良かった友人についてなのかなと思います。

多くの観客がいたり、1戦1戦の勝敗が大きな意味を持つ大会は、強く印象に残りやすいのでまさしく「ピーク」ですし、練習後はチームメイトと遊んだり雑談することが多いと思うので、「練習が終わったらひとりですぐ帰ってました!」って方以外は毎日の「エンド」の時間にチームメイトとの親交を深めていたんじゃないでしょうか。

具体的にどう活用すればいいの?

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「ピーク・エンドの法則」がなんとなく分かってきたところで、気になるのは活用方法ですよね。

ここからは、報告の際に重要な話題の順番や、デートプランを考える際に気にすべきポイントを考えていきます。

<上司に良い印象を与えたい方>
・ミスの報告には、なるべくいい報告をセットにする
人間なので、失敗してしまうのは仕方がありません。隠そうとせず、失敗を報告することはもちろん、失敗報告の後に成約報告を添えたり、いい報告が無い場合でも改善策を添えたりすることで「エンド」の部分をいい印象で締めましょう。

・報告はなるべく午前中に
会社における「エンド」は報告の最後だけでなく、就業時間の最後も含まれます。悪い報告を何とかしようとして就業時間ギリギリに報告してしまうと、その日のあなたの印象は「失敗した人」になってしまうかもしれません。そうでなくとももう終わるって時に失敗報告をされるとリカバリーも大変なので、ミスの報告はなるべく就業間際を避けるようにしましょう。

<楽しかったと思われるデートプランを作りたい方>
ここめちゃくちゃ大事ですよね!

・デートの「ピーク」を考える
相手の趣味等から推測して、「この時間は絶対気に入ってもらえる!」という一瞬を作るように意識しましょう。参加型のアトラクションや映画のようなコンテンツは、相手の印象に残りやすいのでベタですがいいかもしれませんね。

・最後の時間を「楽しかった」にする
最後の終わり方を決めておくと、良い状態で「エンド」を迎える事が出来ます。最後にご飯を食べて終わるなら、適当なお店ではなく良いレストランを探すべきですし、お金を節約したければ夜景やイルミネーションなんかを最後に持ってきても良いかもしれませんね。

<商談の時間を有意義だったと思われたい方>
ボクの媒体を見てくださってる人は、仕事も頑張ろうって思っている人も多いと思うので、ここも大事ですね。

・インパクトのある先行事例を用意する
商談における「ピーク」を作る意識をしましょう。相手が何に興味を持っているかを予め予想しておいて、興味を持っている部分の先行事例を紹介するなどすれば、その時間の「ピーク」を意図的に作り出すことができます。

・最後は良い情報で
商談自体は話す内容がほとんど決まっている方も多いかと思うので、勝負は資料を片付けて退室の準備をしようかなって時の話題選びだと思ってます。業界の新情報や競合他社の情報、相手と仲が良いのであれば趣味の話等、終わった後に相手に有意義な情報提供をしてみましょう。こういった情報は、アイスブレイクにも使う事があるかと思いますが、印象の観点から考えると、商談後に話す方が効果的です。ちなみにボクはこれめちゃくちゃ苦手で突破ポイントです。。。

まとめ

今回は、相手に与える印象について「ピーク・エンドの法則」をアウトプットしてきました。

何かを伝える時に「ピーク」を作るのは事前準備が必要かもしれませんが、「エンド」の印象は簡単に変えられる要素かなと思います。これからサービス業で起業される方は、携帯ショップや呉服店の「退店時のお見送り」も参考に出来る「エンド」の作り方ですね。

日常で、「ピーク」と「エンド」を無意識に活用できるようになれば同じ事をしていても、今よりも良い印象を周りに与えることができるかもしれません。

本‌日‌は‌ここま‌で。‌ ‌
最‌後‌ま‌で‌お‌読‌み‌い‌た‌だき‌ま‌して、‌ありが‌と‌う‌ござ‌い‌ま‌す。

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