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【読書note】失敗は他人のせい、成功は自分の手柄だと思っているあなたへ

こんばんは、芝本です。

この流行病の最中、『入社1年目の教科書』という書籍が新入社員から最注目されているそうですね。この本には社会人1年目の人たちに身につけて欲しい原則が3つ書かれてあります。

原則1:頼まれたことは、必ずやり切る
原則2:50点でも構わないから早く出せ
原則3:つまらない仕事はない

そして、この原則を仕事で実践するための心構えや行動が、50項目にわたって書かれています。

そして、この本を出版したダイヤモンド社によると、読者層に変化が起きているそうです。驚くべきことに、購入者から届いた読者カードをみると、若者だけでなく50~60代の中高年の読者が増えているというのです。

「もう一度仕事の基本を学びたい」であったり、「再雇用に備えて」などのケースで読まれているそうですね。

この話を聞いた際に、原理原則というものは、世代や職業は関係なく大切なものだなと思いました。

最近は行動経済学についての記事を週1〜2回のペースで書いていますが、参考にしている書籍に興味深い内容があったのでシェアします。

本書の途中に「失敗は他人のせい、成功は自分の手柄」という見出しで始まるページがありました。この思考はヤバそうですね(笑)

そもそも、ボクは自分の目の前にある結果は、全て自分が原因だと思う様にしています。なぜなら、同じ状況下で同じ商品やサービスを扱っても、結果はヒトによって大きく変わるからです。ヒトは自分の身の回りの環境に左右される生き物だと思っています。

しかしながら、一方でヒトには潜在的に周りの状況をコントロールしたいという欲望があると書かれていました。

今回はその欲望とどう付き合って、対処していくのか考察していきます。


「コントロールしたい!」は人間の根本的な欲望

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「周りのヒトや状況環境をコントロールしたい!」という感情は多くの人が抱いている根本的な欲望で、この欲望は集中力に関係すると言われています。

騒音の中で作業をしている作業員を2つのグループに向けて、片方のグループには「できるだけ騒音を消さないように」という条件付きで騒音を止める権限を与えたところ、騒音を止める権利を持ったグループの方が、より優れた成果を出したという実験結果が残っているそうです。

つまり、周りの状況を自分の管理下に置くことで、作業効率がUPするということです。

ボクはデスクや部屋がすっきりしていると仕事が捗るタイプです。
その理由は「自分の身の回りの状況や環境をコントロールしたい!」という欲望が満たされているからということなのですかね。

まずは自分から!周りは変えられない!

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前項では自分の周りの状況を自分の意思でコントロールできる状況は、集中力に影響を及ぼすことがわかりました。

自分の思い通りに物事が進めば、人は集中できるということですね。
例えば、スケジュールどおりにタスクが進んでいくプロジェクトはとても気持ちがいいですよね。

それでも、思い通りにいかないこともたくさんあると思います。
例えば、交通機関の遅延や店先でのトラブルなどがそうですね。

これって「仕方がない」で片付けがちですよね。
しかし、その交通機関を選んだのは自分だし、その店を選んだのも自分です。遅延を嫌がるのなら、絶対に遅れないような確実な手段で行くべきです。ましてや、雨が降るなんてことは天気予報を確認すれば分かったはずですよね。

ボクが言いたいことは、自分の身の回りで起きていることに関して、「自分がこの結果を作り出したんだと思うようにすれば良いじゃないか」ということです。そして、その苛立ちは、自分がどうこうして変えられたものだったのでしょうか?

「自分に何とかできたこと」なら、次は改善すれば良いですし、逆に「自分にはどうしようもないこと」なら悩んでも仕方ありません。

自分の力が及ぶ範疇かどうかを、上手く切り分けて変化させていくことが、目の前のことに集中するために必要なことだということですね。

悩み事が自分の管理下にないのなら悩んでも仕方がありません。
ボクも自分のできることに集中して作業効率UPを狙っていきます。

まとめ

今回の内容では「コントロールの欲求」について書きました。

ボク自身非常に学びが多く、特に「目の前の結果は他人や状況環境のせいだ」と捉えるクセがボクもあったなと思います。

うまくいかないことを他人や状況環境のせいにしていました。
その方がうんと楽ですし、変化しなくていいんですよね。

でもそれってめちゃくちゃ恐ろしくないですか?
今後も同じ問題で直面し続けるということを意味しますよね。つまり、「成長しないということを決めてる」と同義だとボクは思います。

人気Youtuber兼DJで「DJ社長」という方が仰っていたことで、こんな言葉がありました。

「私、できない」じゃなく「今、できないだけ」

ボクも改めて自分の可能性信じてチャレンジしてきます。

今日はここまで。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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