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【読むだけで分かる】フランカーのオープンサイドとブラインドサイドのちがいについて完全解説!!

田淵慎理です。
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この記事では、この質問について回答したいと思います。

「フランカーのオープンとブラインドのちがい」
これがこの記事を最後まで読めばカンペキにわかります。
初心者の方にもわかりやすいように解説したので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

前提:フランカーの役割とは?

フランカーはフォワードの中で背番号のポジションの選手のことです。6、7、8のポジションのことをバックローと呼ぶこともあります。スクラムの後ろにいるので、「バック」ローですね。

とにかく走る量が多く、アタックではチームを前進させディフェンスでは相手ボールを取り返すことが求められます。

個人的に6,7,8にいい選手がいるチームは、間違いなく強いチームです。実際の試合では、相手チームのバックローにいいプレーをさせない、と考えることもあるほどです。

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前提:オープンサイドとブラインドサイドとは

スクラムがあったときに、グランドに対して広いサイドのほうにいるフランカーをオープンサイドフランカー狭いサイドにいるフランカーをブラインドサイドフランカーと呼びます。

チームによって6、7番の選手が左右を入れ替わることもよくあります。

一般的には、オープンサイドがディフェンスが得意な選手

ブラインドサイドがアタックが得意な選手。

このような配置になっていることが多いです。

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オープンサイドフランカーについて

オープンサイドフランカーはディフェンスが得意な選手です。
基本的に7番の選手がオープンサイドフランカーになります。

プレーのほとんどはオープンサイドで行われます。

そこで7番の仕事は、アタック・ディフェンス両方で最初にできるブレイクダウン(密集)にどれだけ働きかけれるかです。

しかし、相手のオープンサイドフランカーも同じことを考えています。
つまり勝負になるわけです。

具体的には、相手より早くラックへ行くこと、を意識します。

走るコースに無駄がないように、最短距離でブレイクダウンに走ることが重要です。

また、「ジャッカル」と言われる、密集から相手ボールを取り返すプレーが得意な選手が多い印象です。

ディフェンス側の選手が、相手のフランカーより早くラックに着くことができれば、ジャッカルのチャンスとなるわけです。

オープンサイドフランカーで有名な選手をご紹介しましょう。

ニュージーランド代表の元キャプテン、リッチー・マコウ選手
オーストラリア代表のキャプテン、マイケル・フーパー選手
この2人はオープンサイドフランカーといえばこの人!みたいな選手たちです。

フランカーはチームのために身体をはる選手だからか、キャプテンに選ばれることが多いという特徴もあると個人的には思っています。

ブラインドサイドフランカーについて

ブラインドサイドフランカーは攻撃が得意な選手でした。主に6番の選手です。

ブラインドサイドフランカーは、ロック・フランカーができる選手が務める傾向があります。
そして、ラインアウトでいいジャンパーのオプションになれることも求められてきています。

また、スクラムからバックスの1次攻撃のあと、フォワードでの2次攻撃をするとき、リードしていくような役割もあります。

2019年のワールドカップ日本大会では、マイケルリーチ選手姫野和樹選手が6番でプレーしていました。

2019年世界最優秀選手に選ばれた、南アフリカ代表のピーター・ステフ・デュトイ選手は背番号は7ですが、ブラインドサイドフランカーで、ロックもできる選手です。

南アフリカでは、伝統的に7がブラインドサイドフランカー。6がオープンサイドフランカーを起用しています。

まとめ

オープンサイドフランカーは守備が得意な選手。
ジャッカルなど密集戦で力を発揮します。

それに対して、ブラインドサイドフランカーは攻撃が得意な選手でした。
ラインアウトのオプションになり、ボールを持って攻撃するシーンも多いポジションです。

ここまで説明しましたが、最近はポジションの区別がなくなってきているというのが現状です(笑)

エディージョーンズのイングランド代表では、6、7番にダブルオープンサイドフランカーを起用して、ワールドカップでニュージーランド代表に勝ちました。

また、オーストラリア代表も同じように、6、8番にオープンサイドフランカーを起用して、ワールドカップを戦っていました。

選手のキャラクターや、使いたい戦術・相手チームとの相性よって、
どんな選手をどこで起用するかが変わっているのがトレンドです。

あなたの好きなチームの6・7・8はどんな選手たちですか?
ぜひ、そんなところにも注目して観戦してもらえればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後に

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