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第三夜 ぼっちで完遂! イタリア渡航前の書類手続📑🇮🇹

今日は「狭い」記事です。

どうも皆様こんばんは。本日は
イタリアの大学院から合格を頂戴してから
入国前までの事務的な書類手続きについて
書ける範囲で記述して参ります。

今日の内容は非常に対象者が狭いです。 「イタリア留学なんぞ私には関係ない」
と思う人の方がマジョリティなのは
理解しておりますが、ご容赦下さいませ

マジですみません。
(本当に謝る気はない。)

なるべく分かり易く、且つ『新明解国語辞典』のように私情も挟みつつ書きますので
お付き合いの程よろしくお願い申し上げます。

※これもあくまで個人的な体験であり、手続きや必要な書類は入学先等によって異なります。過度な一般化は控えて頂きますようお願い申し上げます。


入国に必要な基本的な書類や手続き

1.Statement of Comparability
2.健康保険(海外旅行保険)
3.住居の手配&契約書類
4.VISA(ビザ)
5.大使館に持参する書類


1.Statement of Comparability

Statement of Comparability of Degree、日本語に逐語訳するならば「学位同等性書類」とでも言うのであろうか。つまるところ、イタリア国外で取得した学位(私の場合は卒業した日本の大学の学位)がイタリア教育制度の中で正式に認められるものであることを証明するための書類である。

※教育機関によってはStatement of Comparabilityではなく、「等価証明」なる書類を求められるケースがある、というよりそっちの方が多数派の可能性が高そうです。「等価証明」の手続きはビザ手続きとは別に大使館との遣り取りや翻訳云々のクソ面倒くさいオペレーションが発生するそうです。

まあそんなことは私の知ったことではないので行きたい大学のホームページを自分で調べるんだな。

ありがとうミラノ工科大学!
ビバ!ミラノ工科大学!
おかげで手続き簡単だったよ!

そう、私は性格が歪んでいる。

とはいえ何もせず放置するのも気の毒なので、先ほど発見した「等価証明」手続きを詳らかに説明して下さっているブログのリンクをこの記事の最後に貼り付けておいてやるとしよう。(※ここにリンクを貼ると最後まで読まずに途中離脱されてしまいそうで怖いことを正直に述べておきます。最後まで読んでいただきたいです。何卒よろしくお願い申し上げます。)

閑話休題。
Statement of Comparability
の取得方法は非常に簡単。
CIMEA (Information Centre on Academic Mobility&Equivalence)という機関の
"diplome"というサービスで照会をします。

以下CIMEAのホームページ:
ホームページから飛ぶと面倒だと思いますのでこの後にユーザー登録ページのリンクも貼ります。

以下"diplome"のユーザー登録のページ:

1.上記の"diplome"のユーザー登録ページで登録を済ませます。

2.仮の学位証明書しかない場合は、申請及び料金支払いの前に手元にある書類で手続きが可能か否かをCIMEAから確認を取りましょう。「SERVICES」から「Information Request」に飛んで情報請求が可能です。

3.Statement of Comparabilityの申請については「SERVICES」から「Comparability」をクリックに飛んで申請が可能です。
必要な書類が用途によって異なるので注意して下さい。私の場合は一年制の大学院でしたので「ACESS TO FURTHER STUDIES」から「Master Universitario di primo livello」を選択する必要がありました。

4.Statement of Comparabilityの申請にあたり必要だった書類は
・大学の卒業証明書 日本語版
・大学の卒業証明書 英語版
・大学の成績証明書 日本語版
・大学の成績証明書 英語版
・有効期限が十分なパスポート
・CIMEAへのConsent Form(同意書)

これら全てをPDFにしてアップロードした上で手数料を支払います。
また手数料については以下の通り
60営業日以内に発行の場合は150ユーロ
30営業日以内の迅速発行の場合は250ユーロ

※発行されると登録した自分のメールアドレスに送付されますが、入学先オフィス等、別の送付先として自分以外のメールアドレスを追加する必要がある場合はメールアドレス1つ毎に5ユーロの追加料金が掛かります。入学先にコピーが必要か否か必ず確認しましょう。

因みにこんな書類が届きました!

Statement of Comparability

私が手続きした時は、30営業日以内の発行が150ユーロ、15営業日以内の迅速発行で250ユーロだったのに…値上げしてやがる。

とはいえ、全てオンラインで手続きが完了するので非常に楽です。面倒な手続きなんて何一つありません。この程度で面倒などど抜かしおるならば留学なんて止めてしまえばいいので~す。それか留学アドバイザーやら留学エージェントやらの金ヅルになるので~す。

そう、私は性格が歪んでいる。

※イタリア留学に関してはアドマーニというエージェントがかなり良心的らしい。留学相談無料、「提携校」との留学手続き費用は無料、ビザ手続きや出発の手続きのサポートなどを手厚くしてくれるらしい。
(アドマーニのリンクは記事の最後に!)

まあ必要ないと思うけど。


※あくまで個人の意見です

私は留学エージェントというものに対しては非常に懐疑的である。むしろ事務手続きや書類手続きを一人でこなしている時が一番成長した気がする。

そもそも海外渡航を前にして自分で地道にググって調べれば何とかなる程度のことを人様に丸投げしているようでは現地で何もできなくない???

という考えもあり「そこは多少の時間をかけてでも独力でこなすべきだ」と勝手に思って勝手にやったわけです。

楽したい人は楽しても全然良いと思います。

だって楽だから。


2.健康保険(海外旅行保険)

渡航及びビザ手続きに際して、健康保険(海外旅行保険)に加入する必要があります。

健康保険は以下の条件を満たしている必要がありました。
・治療・救援費用無制限

・英語もしくはイタリア語記載
日本の保険会社で加入すると日本語版が発行されますが、依頼すると別途英語版も発行してくれます。

・保証期間が明記されている。
※必ずビザの全有効期間もしくは一年間であること。これはめっちゃ大事です。大使館でビザ申請をする時に全期間をカバーしていない保険の契約証を持参していた人が一悶着あった後に帰宅を命ぜられていました。マジで気を付けて下さい。
また保証開始日が明記されている必要があるということは、「いつ日本を出発していつ現地に到着するか」の計画が立てられていて、航空券は手配してある状態が望ましいということです。

・保証される国が明記されている。
※イタリア及びシェンゲン協定圏全エリアをカバーしている必要がある。

私はAIG損保の海外旅行保険
(海外留学保険)にしました。


3.住居の手配&契約書類

日本のイタリア大使館にビザ申請に赴く際、イタリアでの住まいが確保できている証明書を持っていく必要がある。不動産会社との契約書、もしくは仮契約書がそれに該当する。

つまり、日本を発つ前から家は決まっていなければならないのです。

世はコロナ時代(2021年)、気軽に国境なんぞ跨げないし、そもそも不動産の内見のためにイタリアに行こうなんて私にとっては世の中の状況に関係なく馬鹿げた話であった。金の無駄である。

じっくり部屋を選びたいのであれば、一ヶ月もしくは二ヶ月程度の契約をして仮住まいを設け、その間に見つけるのが望ましいでしょう。

ただし、立地や便利、コスパの良い物件は多少高くても埋まっているのが基本です。ミラノは家探しがとにかく大変です。ボローニャも大変だったとそうな…。つまるところ、迷っている内に目ぼしい物件は刻一刻と消えていくので「物件探しはお早めに」なのです。また仮に住まいが見つかったとしても、同居人とのトラブルに見舞われて精神衛生上転居せざるを得ない状況に陥ったという話も友人から聞いております。

またフェイスブック等のSNSを利用して個人間で家探しをする人も多いらしいが、事務処理の信頼度、大家との相性の不一致やイザコザの発生というリスクを考慮するならば、間に不動産会社を挟んでおくのが幾ばくか安全でしょう。

大学が推奨していた不動産会社がいくつかあるので以下に記載します。

・DOVE  VIVO

私が利用した不動産会社である。契約書の対応等スムーズであった。他を知らないので何とも言えないが、問題は起きなかった。専用のアプリを通じて月々の家賃をクレカ決済できるので楽であった。また登録メールアドレスとアプリ両方に領収書などが届くのでわかりやすい。デポジットもちゃんと返金された。

またガス代や光熱費、通信費など込々なのが非常に良かった。私は一年分まとめて契約していたので、エネルギー費が高騰した時も家賃に一切の影響を受けなかった。

留学生活においても変動費はリスクである。住居に関わる一切の関連費用を固定費化できたのは非常に有難かった上、同居人との「お前シャワー浴び過ぎだから水道費用をお前が多く負担しろ」的な馬の糞のような文句も言われずに済んだ。

同居人とのトラブルは環境管理で避けるのが賢いだろう。


※最終的な物件は上記のDOVE VIVOで決定しましたが、以下サイトでも不動産を探していたのでリンクだけ貼っておきます。条件などはサイト内を色々いじくり回せば絞れるようになります。

・SPOTAHOME

・UNIPLACES

・HOUSINGANYWHERE


4.VISA(ビザ)

ビザ!!!
これは入国許可証と同義!!!

「日本のパスポート最強」

これは観光に限った話である。観光に際してビザの発行が免除されているビザなし観光可能な国の数が多いだけなのである。

そう!観光以外は別なのSA★!!
渡航先国・渡航目的・滞在期間等により
ビザの要否・種類は異なるのだ。

私の場合は一年制の大学院に在学のため、
90日以上の滞在ができる入国許可証、
学生ビザが必要であったということだ。

ビザ申請に際し必要な書類は以下サイト
”Visa For Italy”
で4つの質問に答えるとわかります。

また以下イタリア大使館のサイトで渡航目的別のビザ申請用紙及びビザ申請時に必要な書類のチェックリストがダウンロードできます。

https://ambtokyo.esteri.it/it/servizi-consolari-e-visti/servizi-per-il-cittadino-straniero/visti/document-checklists/?%2F


5.実際に大使館に持参した書類

基本的にチェックリスト通りです。こんな低品質の零細ブログの情報よりも大学からの案内と大使館ホームページの情報を随時チェックして必要書類を抜け目なく準備しましょう。

・ビザ申請書(91日以上、Dタイプ)
・カラー証明写真(35×45㎜、背景白)
・パスポート
(有効期限と未使用ページが十分なもの)
・パスポートのメインページのコピー
・発行後一週間以内の住民票
・入学許可書
・Statement of Comparability
(もしくは等価証明書)
・住居関連書類
(賃貸契約書等)

・資産証明書
※自己資金の場合
➡資金の入っている銀行口座(過去6ヶ月にわたり安定した資産状況が確認できるもの)の通帳とそのコピー
※親が資金提供する場合
所定の保証書、実印登録証明書、資金の入っている保証人名義の銀行口座(過去6ヶ月にわたり安定した資産状況が確認できるもの)の通帳とそのコピー、およびパスポートのコピー(我が両親はパスポート未所有のため運転免許証で代替させて頂いた。)

・海外旅行保険の原本とコピー
滞在全期間をカバー、医療費項目無制限

・申請料
私の時は偶然無料だった。
実際は50ユーロ相当の日本円。


おわりに

皆様、
御一読下さいまして感謝申し上げます!

書き終えてみると本当に事務的なことばかりで興味の無い方からすると長いだけで本当につまらないものになってしまいました。誠に申し訳ございません。

こういう世界もある程度に
思って頂けましたら幸いでございます。

少しでも「面白い」「良かった」と
思って下さいましたらイイね👍または
コメントをして下さいますと幸いです🙏

記事を有料化する事は現状考えていません。その代わりに、
「これは有料級!」「めちゃ良い!」
と思って下さいました場合にはサポートして下さいますと幸いです🙇🙇🙇


付録

※以下、先に述べました「等価証明」手続きを詳細に解説しているブログのリンクです。

※以下、
🇮🇹留学エージェント「アドマーニ」の
ホームページのリンクです。

それでは
第四夜へ続く…To Be Continued…


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