見出し画像

学校ってなんなの②

(「学校」の意義)
学校とは、社会への準備段階であると同時に、学校そのものが、子供たちや教職員、保護者、地域の人々などから構成される一つの社会でもある。子供たちは、学校も含めた社会の中で、生まれ育った環境に関わらず、また、障害の有無に関わらず、様々な人と関わりながら学び、その学びを通じて、自分の存在が認められることや、自分の活動によって何かを変えたり、社会をよりよくしたりできることなどの実感を持つことができる。
そうした実感は、子供たちにとって、人間一人一人の活動が身近な地域や社会生活に影響を与えるという認識につながり、これを積み重ねることにより、地球規模の問題にも関わり、持続可能な社会づくりを担っていこうとする意欲を持つようになることが期待できる。学校はこのようにして、社会的意識や積極性を持った子供たちを育成する場なのである。
子供たちが、身近な地域を含めた社会とのつながりの中で学び、自らの人生や社会をよりよく変えていくことができるという実感を持つことは、貧困などの目の前にある生活上の困難を乗り越え、貧困が貧困を生むというような負の連鎖を断ち切り未来に向けて進む希望と力を与えることにつながるものである。
このように考えると、子供たちに、新しい時代を切り拓いていくために必要な資質・能力を育むためには、学校が社会や世界と接点を持ちつつ、多様な人々とつながりを保ちながら学ぶことのできる、開かれた環境となることが不可欠である。
                     
(論点整理 1、2030年の社会と子供たちの未来の中から(1)新しい時代と社会に開かれた教育課程 より抜粋)

文部科学省が言っている学校の意義は
世界の向かうべき方向とマッチしている書きぶりなんだが
これが出されたのは結構前

教育課程企画特別部会における論点整理について(報告)
平成27年8月26日
教育課程企画特別部会

って
平成!

こういうこと言ってるのに
なんで日本におけるインクルーシブ教育が
国連から非難されるほどなんだろうか

というか現場の教職員で
そういうことを意識持ってやってる人って
本当にどれぐらいいるのだろうって
虚しくなります

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?