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Amazonプライムで観た映画たち

マレーシアに住んでいるとAmazonプライムの映画やドラマはほとんど視聴できません。

そこで最近VPNを契約して日本に住んでいるときと同じ環境を整えてAmazonプライムを楽しんでいます。

VPNはマイIPを使ってます。月額1,100円。

VPNは無料のもありますがAmazonやNetflixに対策されて海外からのアクセスは弾かれるようになっていますが、マイIPに関しては今は問題なく視聴することができます。

ということで、Amazonプライムで観た映画を簡単な感想付きで紹介します。

【わたしは、ダニエル・ブレイク】

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監督「ケン・ローチ」

第69回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品です。

「あらすじ」舞台はイギリス北部ニューカッスル。心臓に疾患を抱えてしまったダニエルは医者に仕事を止められてしまい、国からの支援を頼ろうと役所に行くが複雑な制度のせいで必要な支援が受けられない。そこでシングルマザーのケイティとひょんなことから知り合い、身寄りがなく貧困にあえぐケイティを助けることから交流が生まれる。

「感想」

現代社会は情報を制するものが人生を謳歌できるのと同義語になってきている。つまり情報をうまく扱えないものや、デジタルのスキルに遅れを取っているものはレースから外れていってしまう。これは時代の変遷上仕方ないことだけど、生きる権利でさえこれが必要になってきているためとても苦しんでいる人がいるのも事実。そこにフォーカスが当てられている映画となっている。劇中では自分の生活が苦しいときに隣人に優しくできるのか?と観ているものに訴えかけてくる。分け与えた優しさは壁にバウンドしたボールのように返ってくるのだろうか。正直者が救われる世界は遠い過去になってしまったと感じる人は観てほしい。最後はバッドだけどダニエルが伝える言葉をグッドにしていくのは我々人間なのだから。


【恋するトマト】

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「あらすじ」45歳独身、農家の長男である正男(大地康雄)は国際結婚するべくフィリピンに渡るが結婚詐欺に遭い生きる気力をなくす。どう立ち直っていくのか。

「感想」

フィリピンに想い入れがある自分としてはまあまあ興味深くこの映画を観た。フィリピン行く前と後では180度パーソナリティーが変わった正男だが、ある女性との出会いで本来の自分を取り戻す。人格って無理に変えてもその姿に自分が苦しめられるだけだし、ありのままで生きる方が楽でストレスがなかったりする。もちろん環境や生きてきた日々の経験値で人は変わっていくのは自然なことなのでそれは正しいんだけど、そうではない人もいるよね。正男は後者であり、自分を取り戻したあとの表情なんてイキイキとしていて見事だった。大地康雄が45歳にしては老けすぎているのが残念でしたが、ストーリーは面白いしフィリピン人の人柄も素敵に描かれていて良作でした。でもフィリピンにハマる中高年男性ってほんとヒドいよね。。


【天国から来た男たち】

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「あらすじ」すべてを失った時、ひとは初めて自由になれる。 エリート・ビジネスマン早坂幸平は出張で訪れたフィリピンで、冤罪で逮捕される。現地の刑務所に収容された彼がそこで見たものは、肩書や日本人的尺度のまったく通用しないアジアの混沌、犯罪者たちの巣窟だった。

「感想」

フィリピンが舞台のため期待したけど、これはむちゃくちゃヒドい映画だったw

まず役者の演技が問題外。主演である吉川晃司の大根ぶりにずっこけて、フィリピンヒットマンの仕事の出来なささにずっこけて、大塚寧々の無駄遣いにずっこけた。せっかく良いテーマを見つけて映画にしようとしているのに、そのテーマを生かし切れずコメディにしたいのか全く伝わらなかった。登場人物のバックグラウンドも説明不足のため誰かが何か行動するたびに「なんで?」「はぁ?」みたいな感想しか浮かばなかった。観るのは時間の無駄。フィリピンの刑務所の待遇全然わるくないやんとしか思えなかったし、あらすじにある犯罪者の巣窟という雰囲気が描かれていない。全てに中途半端以下。2時間近くが苦痛な映画は久しぶりでした。


【エイス・グレード世界でいちばんクールな私へ】

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「あらすじ」

ボー・バーナム(英語版)監督の映画デビュー作で、出演はエルシー・フィッシャーとジョシュ・ハミルトン(英語版)など。シャイで不器用な卒業間近の中学生の少女が、周囲から何とか認められようと悪戦苦闘する姿を描いている。

本作は公開直後より絶賛されており、「映画の神々からの贈り物」とまで評されるほどであった

「感想」

ハッピーエンディングではない結末だけど、後味が良い作品って珍しいと思う。YouTube上での自分とリアルライフの自分の違いに葛藤する女の子を見事に演じているのが素晴らしい。主人公だけじゃなく、出演している俳優みんな確かな演技力を持つ。これって日本のエンタメ業界ではありえない。アメリカ映画の底力は決して華やかな外見ではなくても映画の主役になれること。

13歳では人生を悟るには早すぎるけど、それって13歳を過ぎて大人になったからこそ言える意見なんだろうね。13歳は今見えているものがすべて。映画の中でケイラの表情がそう物語っている。父親との微妙な距離感も見事です。まだ観てない人はぜひ!(この映画が好きな女性とは長く付き合えそうw)


追記:観ていった映画は付け足していきます。


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