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Withコロナが続くとして、宿泊施設はどうすれば良いのか。

Covid-19(新型コロナ)の影響は日に日に増してきており、日本でもようやく緊急事態宣言が出て不要不急の外出を制限してほしいとアナウンスされました。

しかし罰則はないため、未だに特に用事はないが外出している人はいるでしょうが少なからず効果はありそうです。

その一方会社がリモートワークを推奨しなかったり、もともと在宅で仕事ができない業種はまだまだあるため電車は相変わらず多くの人が乗っています。

新型コロナがいつまで猛威をふるうのか、誰も正解が分からない状況でたくさんの業種が打撃を受けて休業や閉業を余儀なくされる事例はこれから増えてくるはずです。

「今まで私たちが見ていた当たり前の光景が当たり前ではなくなる」

それが悪い光景になるよ、と現実が語りかけてきている感覚になります。

小池都知事が三密を避けて行動してほしいと言っている。

改めて三密とは何でしょうか。

・密閉…換気が悪い場所
・密集…人が集まって過ごすような場所,または空間
・密接…不特定多数の人が接触する可能性の高い場所

そしてそれを避けるための対策がこちらになります。

・換気を行う(可能であれば2つの方向の窓を同時に開ける)
・人の密度を下げる(互いの距離を1,2m程度空ける)
・近距離での会話や発声などを避ける(やむを得ない場合はマスクを付ける)

これを大体的に国民に周知することと緊急事態宣言をセットにすることで、我々の行動を罰則なしで制限を加えようとしている。

新型コロナ感染の増加を防ぐには効果的であるけれども、それに伴って痛むのが経済なのは自明であり早速各業界とも今までにないくらい頭を悩ませている。

それプラス新型コロナの終息が誰にも予想できないため、現状のビジネスを維持するのか、損切りをすることで早めに自身の痛みを最小限(と自分が思う)に留めるのかの判断が難しくなってきている。

わたしもカンボジアのシェムリアップにゲストハウスをオープンさせておかげさまで5年が経過しています。今年の夏で6年目を迎える予定でしたが、先行きが見えないためどうするのがベターなのか日々悩んでいる。

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現時点では一時休業をせずに、耐えられるだけ耐えようとの判断のもと営業をしているが、毎月30万円ほどの固定費を垂れ流すだけでありハッキリ言って打つ手がない。

自分の予想では年内いっぱいは観光業にとって客足が戻るようには思えない。

しかも、今までのように気軽に人と人が交流できて楽しめる事業はもしかすると数年先まで暗闇かもしれないとさえ考えている。

旅人同士が交流できるゲストハウスという形態の事業にとっては、恐ろしい時代に突入したかもしれない。

カンボジアのシェムリアップはインバウンド優先のビジネスばかりだし、日本で宿泊業をしている人にとってもインバウンドがなくなると営業が成立しない宿が半数以上に昇るはずである。

こちらはインバウンドニュースサイトの訪日推移予想である。

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参照:https://honichi.com/news/2020/03/13/covid19finishexpect/

2020年5月以降は?という状況であり、やはり数字が読めないのである。

間違いなく過去最低を記録するかと思う。

2011年3月に起こった東日本大震災の時は月間30万人という数字だったが、それさえ下回ると予想される。いや、下がるだろう。

では宿泊業界にとってはどうやったら生き残っていけるのだろうか。

今回は日本向け宿泊業界の未来を考えてみたい。

私が持っているアイデアがもしかすると1つのヒントになるかもしれない。

言い換えれば「もし自分が日本で宿泊業をしていて、このまま継続するならこうする」という提案です。

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これからゲストハウスやホステルなど、大型ではない宿泊業をしたい人にも参考になるかもしれません。


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