「自分探しに物申す(?)」
最近発刊された
「#自分なんてないから」を読みました。
別に悩みがあってこの本を手に取ったワケではありません。
よく聞く「自分探し」や「やりたい事探し」と言う言葉に対して
あまりしっくり来ていないワタクシ。
その延長線上にこの本があったと言う事でしょうか?
そもそも、自分って探す物ですか?
やりたい事って探す物ですか?
乱暴に言うとこんな風にいつも思っているワケです。
そしたら帯の後にはこんな言葉が。。。
ね?
読んじゃうでしょ。
この「自分なんてないから」は東大卒でニートになった著者が
「このままではマズイ!」と虚無感からの解放と
ニート脱出の為に手始めに西洋哲学に触れてみたらますます拗らせ
最後に行き着いた先は東洋哲学でした。
と言う導入から
東洋哲学について軽〜いタッチで書かれています。
読み進めるうちに「みうらじゅん」師匠の事が頭をよぎりましたが
他にもそんな方いらっしゃるんじゃないでしょうか?
これは師匠が書いた「さよなら私」。
その違いは、師匠は「エロ」からのアプローチがすごいって事でしょうか。
まぁ、両書とも仏教ベースで書かれていますので自ずと「空」
についての話になります。
この「自分なんてないから」
では仏教のみならず道教の話や密教の話、
(密教は仏教ですが)
まで書かれていますよ。
ちなみに「老子」は「草」だそうですw w w
笑った。
お釈迦さまは「・・・」
空海は「・・・」
そして私は「ファミチキ」です。
この文章を読んでいただいているあなたも「ファミチキ」です、
などユーモアたっぷりの表現も◎
ディスっているのか?
リスペクトしているのか?
どちらなのかわかりませんが「愛」を感じます。
一点注意事項があります。
この本、ちょくちょくニヤつきます。
肩の力が抜けすぎていて適当感が満載。
電車などの公共交通機関に乗っている時には気をつけてください。
悟りを開いていない私は「私とあなたは同じ」と言う境地に至っていませんので
周りから白い目で見られるのは公開処刑されているようでちょっと辛いかも。
もしかしたらそれは「空」を悟るには必要な修行なのかもしれませんが
周りに人がいると言う理由で電車通勤をヤメ
より時間のかかるバイク通勤している私にはハードルが高いかな。
でも「恥ずかしい」とか「心が痛い」も私が作りだしたフィクション。
そう考えたら乗り越えられるかも。
お、なんか「空」に迫った感じがします。
まぁこうやって私たち日本に育った人にとっては
身近にあるのに知らない「仏教」について
軽い気持ちで学べる事はとてもいい事かな〜と思います。
ぜひ読んでみてくださいね。
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