東京貧困女子。の話(Part1)
中村淳彦さん著
『東京貧困女子』を読んだ。
この著は東京で苦しむ女性にインタビューをした記事を元にさまざまな体験が書かれている。
第1章から第7章まで綴られたこの本は
延べ350ページにも及ぶ超大作だった。
今日は第1章を読んだ感想を述べる。
第1章に描かれていたのは
素朴な若者が、風俗業界で働いている描写が
なぜ風俗で働くのだろうかと思うが
本人たちは望んで働いていない。
主に大学進学を機に東京に上京して
まとまったお金が必要だったり、
親の収入では大学に通えないため、奨学金を借りて
ここで言う奨学金は分かりやすく言うと、学生ローンと言うなの借金だ!
学生の間、国から奨学金を得て、就職して社会に出たあとそれを返していくと言う。
僕も大学に通わせてもらった身として、改めて学費を出してくれた祖父に感謝の気持ちが溢れた。
話は戻るが、奨学金を借りながら
普通の大学生活を送り、キャンパスライフを満喫する!
なんてのはとんでもない絵空事だ。
実際は普通のアルバイトでは到底暮らして行けない若者が、泣く泣く風俗業界に足を踏み入れてしまうと言うのが事実だ。
純朴な若者は心に傷を負いながら、都会での自らの生活のために身体を売りそれとお金に換金している。
卒業後は就職をするも、奨学金という名の借金を返しながら都会で生きるために暮らす。
この負のループが見える未来だったら、誰も望んでこの道を選ばないだろう。
この本を読んで胸が締め付けられ、若者を困窮に追い込むこの日本という小さな島国に嫌気がさした。
それと同時に、人への感謝と、自分の進んだ道で妥協せず悔いなく生きるんだ!
と強い気持ちが湧いてきた。
"親ガチャ"なんて言葉があるが、
いずれ自分が親になった時に、自分が当たりのガチャだったと思ってもらえる
人格と人生設計をしていこうと決めた。
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