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漫画記録「葬送のフリーレン 」1〜12巻②

『葬送のフリーレン』の個人的魅力ポイントが3つです。

①登場人物の「弱さ」とか「黒歴史」を肯定できる
②戦闘シーンのクオリティさりげにすごい
③フリーレンの投げキッスシーンの破壊力


まず①について。
作中に出てくるキャラクターで個人的に好きなのがシュタルク。



フリーレンとフェルンが冒険途中、前線に立つ戦士の仲間がほしいと思っていたときに、立ち寄った街で出会ったのがシュタルク。歪な形の渓谷でいつも過ごしている男です。


竜が頻繁に襲ってくる街で、少し前に街の人たちの前で仁王立ちをして竜を追い払ったことで、とても慕われています。


・・と思っていたら実は違って、竜が怖すぎてビビって動けなくなったところをたまたま竜のきまぐれで立ち去ってくれただけだった。フリーレンからの冒険の誘いも、「竜が怖いからいやだ」と泣いて断ります。


(で、ここが好きなシーン↓)

フリーレンがシュタルクの師匠・戦士アイゼンに聞きます。

フリーレン「シュタルクはいい戦士なの?」

アイゼン「あいつは昔故郷の村が魔族に襲われたときに一人だけ逃げ出した臆病者だ。俺と同じだ。だからあいつには俺のすべてを叩き込んだ。今のあいつは誰かのために戦えるやつだ」

フリーレン「なるほど。いい戦士だ」


そのシーンのあとで、昼間泣きべそかいていたシュタルクのもとに再び行きます。一人斧の鍛錬をしまくっているシュタルク。修行しすぎて、周りの峡谷が歪な形にまでなってしまっている。

実は相当強くなっているシュタルクは、勇気を出して竜と対峙し、見事勝利するのでした。


いやーシュタルク好きです。(今の時代性なのですかね。シュタルク君にしろ鬼滅の刃の善逸君にしろ、こういう怖がりだけど実は強い、怖がりだけど勇気を出して戦う系のキャラが引き立っています)


人はわりと誰でも、自己肯定感が爆下がりするよな自分自身の弱さだとか、吐きそうになるような黒歴史だとかいろいろ抱えてると思うんですが、実はそれ自体がその人にしかない強さ(フリーレンが言うところの「いい戦士」の条件)みたいになってるのかな、とか。


ただ物語が進むにつれて、僕の推しのフェルンとイチャイチャするシーンが増えてきたので、早く竜に食われて降板してほしいです。


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