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20mシャトルランという恐怖のデスゲーム

学生の頃の体育の授業のとき、「20mシャトルラン」という狂気の体力測定がありました。今もあるのかな?

20mのコース内をひたすら走って、何回往復できるかを計測する種目です。

やったことがある人ならわかると思いますが、とにかく怖い。トラウマ種目なのです。今でも夜、夢に出てきてうなされることがあります。言い過ぎました。

まず、参加者全員が横一列に並ばされます。そして音楽(ナレーション)が流れ始めます。この音楽がまず怖い。男の人の抑揚のない機械的な声で、ゲーム開始が告げられます。そしてカウントが始まっていきます。恐怖に歪んだ表情の生徒達が走り始めます。そこからはひたすら「ドレミファソラシド」「ドシラソファミレド」が淡々と流れていきます。

回を追うごとに、その音のスピードも上がっていきます。横並びで走らされている生徒の表情も徐々に苦痛に歪んでいきます。
そしてひとり、またひとりと脱落していく。そんなことはお構いなしに、続いていく感情のない機械音。

この世界観、怖すぎます。人体実験感が半端ない。完全にデスゲームです。

当時は気付いてなかったのですが、シャトルランをやっている最中、体育館の2階のVIPルームでは、地域の貴族・富裕層が食事をしながらその様子を見下ろしていたのだそう。そして誰が最後まで残るかを賭ける闇カジノが開催されていたそうです。
その事実を知り、異を唱えた体育教師は、翌日不可解に消息を絶ちました。

なにせ20mシャトルランのナレーション、もう少し感情のこもった声で録り直してほしいです。

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