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御朱印帳で振り返る神社仏閣めぐり 1冊目

以前の記事で御朱印集めが趣味かつ三冊目がいっぱいになって新たな御朱印帳を探しているという旨の文章を書いた。なんとなくキリが良いので、今まで御朱印をいただいた神社仏閣を振り返ってみようと思う。一気に全部書くと長くなるので、まずは一冊目の記事になる。
ちなみに、私が御朱印をいただく基準は①日本史の南北朝時代に関係する史跡(南北朝時代好きかつ足利尊氏限界オタク、専門的なことを知りたいというよりは現場に行って存在を感じたいタイプ)、②個人的にとても気に入ったところ、なので行った場所の全てを網羅している訳ではないことをご了承ください。


さて本題に進むと、大覚寺宸殿の牡丹の間の襖絵があしらわれたものが人生で初めて手に入れた御朱印帳だった。

良いデザイン

ということで1つ目の御朱印はこちら。

1.大覚寺(京都)

もちろん、後醍醐天皇属する大覚寺統の由来になったお寺なのが最初の御朱印帳に選んだ理由だ。「お前足利尊氏の限界オタクじゃないのかよ!」と突っ込まれそうだが、南北朝箱推し足利尊氏限界オタクなのでもちろん南朝も大好き。最初の字と最後の字が太くなっているのが格好良くてお気に入りだ。ここから御朱印集めを始めることになる。

当時のフォルダを見返したらめちゃくちゃ曇っている大沢池をバックに立つ刀剣乱舞の膝丸の写真があった。なんなんだ。



2.等持院(京都)

以前の記事でも書いた足利尊氏推しなら絶対外せないお寺!この時が二回目の訪問だったと思う。右上の尊氏筆の地蔵菩薩がかわいい。年月日は多分書き忘れだが、次の真如寺とセットで行ったっぽい。

3.真如寺(京都)

普段非公開のお寺なので多分公開に合わせて行ったのだと思う。確か三月なのに雪が降っていた日だった。等持院の近くにあり、尊氏の葬儀が行われ、高師直の位牌を安置しているお寺だ。それ以外にも色々あった気がするが、行ったのが昔すぎて記憶がない。また公開しないだろうか。


4.宝篋院(京都)

個人的に南北朝ファンなら行ってほしいお寺ランキング上位3位には食い込んでくる。小楠公(楠木正行)を激リスペクトしていた室町幕府第二代将軍の足利義詮が隣にお墓を建てちゃったというとんでもない面白スポットである。足利の二つ引両紋と楠木の菊水紋が並んでるのがアツい。

5.相国寺(京都)

ご存じ室町幕府第三代将軍の足利義満創建のお寺。デカい。いただいた時は特別公開がやっていたので大きな龍の絵が見られたような気がする。



6.長得院(京都)

多分、いただいた御朱印の中で最もレア度が高い。若くして亡くなった室町幕府第五代将軍の足利義量の菩提寺という超マニアックなお寺。この時が初めての公開で、おそらくもう二度と生きているうちには公開しないだろうと言われたので、いただいた記憶がある。でもこうして行ったことを思い出せるので、いただいておいてよかったかもしれない。

7.東寺(京都)

南北朝時代関係ないものの、初めて見た立体曼荼羅に圧倒されていただいた思い出。最近再訪したが色褪せず素晴らしかったので感動した。私なんかが言うまでもなく、仏像好きなら絶対に一度は訪れるべきお寺。



8.生品神社(群馬)

こちらもアクセスが悪いという点でレアかもしれない。確か南北朝時代全く関係ない家族旅行をしている時、車で行ける距離だったので我が儘言って連れて行ってもらったはず。鎌倉幕府倒幕の時に新田義貞が旗揚げをしたところだ。義貞の像があったり、略歴などが絵付きで解説されていたりする。御朱印は神社の方がいらっしゃらなければ郵送していただく形だったと思うが、いかんせん何年も前の話なので今は変わっている可能性がある。

フォントがかわいい



9.鑁阿寺(栃木)

念願の足利に旅行した時のもの!足利市立美術館で山姥切国広を見て足利学校にも行った記憶がある。

逆光すぎる

当時は尊氏の像を見てただただ大興奮するオタクだったのだが、今見るとちょっと顔が凛々しすぎる気もしなくもない。あと足元にパンジー咲いてるのがじわじわくる。かわいいね。

あと大河太平記尊氏が着てた鎧が展示されていたのを写真を見て思い出して、新鮮にウオーーーーーー!!!!と思ってしまった。この鎧、足利尊氏が着てそうすぎる。似合う。
佐々木道誉の派手派手着物もあったような気がするが、なぜか写真が残っていなかった。撮影禁止だったのか単に撮り忘れたのか…。

色合いが好き

10.智積院(京都)

このお寺は南北朝時代に関係ないのだが、個人的超推し寺なので、記憶していたいという意味で御朱印をいただいた。京都国立博物館と三十三間堂の近くにあるのになぜかあんまり知名度がないお寺だ。しかし長谷川等伯の障壁画がとにかく素晴らしい。リニューアルしてから行っていないのもあって、四冊目の御朱印帳を智積院にするか悩んでいる。お庭も綺麗。



11.六道珍皇寺(京都)

こちらも南北朝時代関係ないものの、夏の特別公開で地獄絵と地獄に繋がる井戸が近くで見られたのがとても面白くていただいた。御本尊が閻魔大王なのがイカしている。コロナ前かつ円安になる前で、最寄りのバス停が日本人観光客で溢れかえっていた時期だった。この時に初めて祇園祭に行ったと思う。懐かしい。



12.吉野神宮(奈良)

吉野旅行ゾーンに突入。京都から脱出した後醍醐天皇が朝廷を開いた場所であり、南(北)朝ファンなら一回は行きたい場所だが、東京から行ったらものすごい遠くて移動だけで半日以上かかった記憶がある。京都に引っ越してきてからは近すぎて逆に驚いた。ここは後醍醐天皇を祀ったお寺だが、写真が残ってなさすぎて何も思い出せなかった。過去の自分、無能。絶対再訪しなければ…。

13.如意輪寺(奈良)

このお寺はものすごい量の南朝の史跡と資料があってぶっ倒れかけた記憶がある。

情報量が多すぎる画像

極めつけは後醍醐天皇御陵。実際目にすると色々な思いで胸がいっぱいになったのを今でも思い出すことができる。

あと野生の蛇が足元を這っていったのでめちゃくちゃびっくりした記憶がある。どうでもいいことばかり覚えているな。



14.𠮷水神社(奈良)

この神社に関しては神主さんのキャラクターが濃すぎたことと、展示されていた一休宗純の字が下手すぎたことが記憶に残りすぎていて南朝に関係する記憶が何もない(書いてある通り南朝の皇居である)。友人と私の柏手が小さすぎることを指摘し、最後は手を振ってお別れしてくれた面白い方である。今でもお元気だろうか…。

石碑の写真は残っていた

15.勝手神社(奈良)

この神社は2001年に焼失したらしく、あまりにも悲しかったので応援の意味で一緒に行った友人と御朱印をいただいた記憶がある。



16.金峯山寺(奈良)

吉野旅行ラスト。修験道のお寺で、とにかく素晴らしかった。朝のおつとめに参加したのも良い体験だったなあ。御本尊の蔵王権現は公開していない時期だったので、それも再訪しなければならない理由になっている。
南北朝ファン的に嬉しいのは、1333年に大塔宮(護良親王)が広げた御陣地があること。あと村上義光が亡くなった場所の石碑もあるはずなのだが、写真に撮っていなかった。

逆光すぎる2

17.浄妙寺(鎌倉)

東京にいた頃はたまに鎌倉に遊びに行っていたので、浄明寺以前に他の南北朝関係の史跡はたくさん見て回っているのだが、御朱印を集めるようになってから初めて行った南北朝関係のお寺がこちらだった。足利直義のお墓があり、この時が初めての訪問だったので言葉にできない思いが込み上げてきた。雰囲気がとにかくよくて、居るだけで安心できるおすすめのお寺だ。金峯山寺の御朱印を見て「こんな立派な御朱印の隣に書くの恥ずかしいです…」と言われた記憶があるが、今見てもめちゃくちゃ上手だし素敵に感じる。



18.北野天満宮(京都)

一冊目ラストはこちら。これは完全に菅原道真の歌がデザインされているのが格好良いという理由でいただいてしまった。最後の最後に突然ミーハーを発揮してしまいごめんなさい。とはいえ、この時は梅を見て、何年後かに御土居が見たくて紅葉のライトアップに行って、初詣にも訪れたのでなんだかんだでたくさん御縁があり嬉しい。



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一冊目はこんな感じです。最初にも書いた通り訪れたけど御朱印をいただいていないところもあるので、どんだけ神社仏閣行ってるんだと改めて思いました。また二、三冊目の記事も出しますので、ご興味がありましたらどうぞ。

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