3/11 ロシアのネットは本当に遮断されるのか?
■嘘か誠か?衝撃のニュース
3月7日(月)、衝撃的なニュースが話題になりました。
ベラルーシの反政府系メディア「ネフタ(NEXTA)」が、遅くとも3月11日(金)までに、ロシアがグローバルなインターネット接続を遮断するとのコメントをTwitterで発表しました。
フェイクニュースには特段の注意を払うべきであり、現時点でボクにはこの投稿内容の真偽を確かめる術はありません。
なので、拡散希望などとは露(読み:つゆ、ロシアじゃないです)も思いません。
しかし、個人的には、この投稿に真実味を感じてしまうのは事実です。
昨年5月に、とある飛行機がベラルーシ当局により首都ミンスクに緊急着陸させられ、ジャーナリストが拘束された事件を覚えている方も少なくないでしょう。↓↓
この時拘束されたジャーナリストこそ、冒頭のツイッターの投稿者たる「ネフタ」の元編集長ロマン・プロセタヴィッチ氏だったのです。
彼はベラルーシではテロリストに認定されており、独裁者ルカシェンコ大統領の個人的な敵であるとされていました。
この件を振り返る限りでは、ネフタは、身を危険に晒してまで独裁政権に楯突く人間がいる、つまり大きく言えば「我々サイド」のメディアといえるかと思います。
※あくまで一個人の認識です。
そのため、3/11という期日が定かかは怪しいものの、一定の真実味を感じるのです。
まあ、そもそも内容的にも、プーチンのやりそうなことですし(ただ、この感覚だけでメディアを見るのはまさに危険かと)。
この投稿にショックを受けたのは、海外のトモダチの中でも、ロシア在住の人が比較的多く、なおかつ特に懇意にしているからです。
もし彼ら彼女らと連絡が取れなくなってしまうと、心配だけが募ることでしょう。
■現地ベラルーシのトモダチからは...
この投稿を見た数時間後、ベラルーシの英語教師Olgaから、WhatsAppで以下のメッセージが届きました。
この連絡の後、20時間経ったいまでもボクのメッセージに対する返信が来ないため、情報源は確認できていない状況です。
ただ、WhatsAppでは、相手が最後に接続していた時刻が表示されるようになっており、それを見る限りではまだネットは生きているようです。
彼女のニュースソースが不明ではあるものの、ベラルーシ政権がロシアの傀儡であることを鑑みると、親分ロシアと足並みを揃えることは起こり得ない話ではないと思います。
Olgaは、最初の停戦交渉が行われたベラルーシとウクライナの国境の街ゴメリに住むシンママで、一連の動向に精神的にかなり参っています。
しかも、恐らくですが、この少し前の連絡によれば今頃はシェルターでの避難生活を強いられていると思われます。
時々刻々と身に迫り来る危険に怯える中ですから、WhatsAppで遠い国のトモダチに連絡をくれるだけでもありがたいと思っています。
■当事者たるロシアのトモダチの反応
ベラルーシからの情報が途絶える中、ロシアサイドの状況を知るため、3人のロシア人にTelegramでこのツイートを見せて反応を確かめてみました。
◆モスクワから
1人目
シェレメーチエヴォ国際空港のVIPラウンジ支配人、
元エコノミスト、一女の母であるOksanaの反応。
2人目
某有名コンサルファームのロシア支局長を彼氏に持つ同社の秘書兼ポールダンサー、Juliaの反応。
少し日本語ができます。
◆ロシア南部アルタイから
3人目
救急救命士で二児の母であるのZhannaの反応。
ややピンボケの回答もありますが、察するに、3人ともこの話を知りませんでした。
ロシアでは今Twitterが繋がりにくくなっている影響かもしれません。
ボクは、それぞれのトモダチに、
と連絡しました。
もし遮断されて連絡が取れなくても、ずっと気にかけているし、ずっと味方だし、連絡し続けるよと約束して。
SNS、インターネットを介してせっかく世界とリアルタイムに繋がれる時代。喜びも苦しみも、怒りも悲しみも同時に共有できる。
それが21世紀じゃないのか。。
こんなテクノロジー、人類にはまだ早すぎたのかも知れない...などと柄にもなく嘆いてしまう今日この頃なのでした。
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