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【ぶらり散歩】たまにはローカルの超マイナー神社に寄ってみる

神社って日本全国にいくつあるかご存知ですか?

コンビニが57,000店あるらしい(2023年1月現在)んですが神社はそれを遥かに上回る80,000社!

もはや水を買うより、お金をおろすより、カップ麺を買うよりも、祈る方が身近という…驚きの規模感ですね。

とは言え、多くのが集まるのは有名で大きな神社に限られていて、ローカルな神社は初詣の頃にちょっと行列ができるかできないか。あるいは本当に小さな小さなお社は、年がら年中猫しかいない、みたいな状況かと。

でもね、神社は神社。

サイズや新旧に関わらず、そこには神様がいて、地元の誰かが世話をしている。いつ来ても誰もいないんだけど、御供物は置いてある、なんてこともしばしば。

今日は、そんな決してメジャーではないけれど、地元近辺にある神社の魅力に迫っていこうと思います。灯台もと暗し!っていいますから。


森浅間神社 (横浜市 磯子)

ある意味「秘境」です、ここ。
最寄のJR磯子駅あるいは京急の屏風浦駅には何の案内も出てないし、磯子の山の森の中にあるし、急斜面に必死に這いつくばるような石段を登らないとたどり着けないんで。

浅間神社」(せんげんじんじゃ)ってのはフランチャイズみたいに日本各地にあるんですけど、富士山信仰の神社そうで、それゆえに?こんなに急勾配を登らなあかんのか。。

まさに初詣以外はほぼ人に会いません。。

そんな場所には、天空の城ラピュタの音楽がお似合いだと思って動画にしてみたのでどうぞ笑

夕方はこの森に何とも言えぬ妖気のようなものが漂い始め、境内のある石段上部から来し方を見下ろすと、緑のカンバスの真ん中をビリっと切り裂いたように下界の街並みが細長く覗く。これ、なかなかオツです。

【注意】階段が心臓破りなので、膝の悪い方、心臓の悪い方、高所恐怖症の方は、十分お気をつけください。クラクラすると危険なので、手すりを握って休み休み上り下りしてくださいね。

〒235-0023 神奈川県横浜市磯子区森2丁目16-7
JR根岸線 磯子駅から徒歩15分くらい
京急電鉄 屏風浦駅から徒歩5分

【寄り道】なぜマイナー神社にスポットライトを当ててみたのか?

きっかけはインスタでした。低俗な話ですが、寺社のリール動画を載せると再生回数が伸びるんですよ。海外向けに英語で発信しているんですけど、やっぱベタな「ザ・ジャパン」的な物がウケるようです。日本人の自分が非日常!と思うような欧米っぽい風景をアップしても、そんなに芳しい反応は得られず。むしろ、居酒屋とか、桜、城、街並み、意外なところでは二階建て車両なんかもウケが良かった。ただの通勤風景なんですけどね。確かに、海外にはない日本独特の光景なので、新鮮に映るし行ってみたい見てみたい!となるのかもしれません。



雷神社(横須賀市 追浜)

ところ変わって、横浜のお隣の横須賀市。東京方面から京急で南下して行くと、八景島シーパラダイスに向かうための下車駅である金沢八景までが横浜市。で、次の「追浜(おっぱま)」以南が横須賀市。なかなかいい名前でしょ笑

追浜駅から国道16号線沿いに南下して行くと、右手にあるのがこの「雷神社」。正式には(いかづち じんじゃ)らしいですが、地元の方は(かみなり じんじゃ)と呼ぶそうです。ちょっと脇に引っ込んだところにあるので見落としがちだけど、赤い鳥居が存在をアピールしています。

拝殿はやはり石段の上にあるのですが、これまた急なので、地元のお年寄りの中には登れない方もいるのでしょう。そうした方のために、階段のたもとにもキッチリ賽銭箱が据え付けられています。

この本体?の大きな社の他に、こぢんまりとしたのが石段の上と下に一つずつありました。特に、拝殿の左(階段の上)にはお稲荷さんが。かなり年季入っていてやや傾きかけているんですが、たくさんの白い狐の人形が置かれていて、何だかUFOキャッチャーみたい(言葉っ!)。小さな小さな朱色の鳥居もあって、ミニ神社って感じでとても愛らしかったです。

境内ではないのですが、この神社を出て16号沿いをさらにちょっとだけ南下すると、お地蔵さんが整列した小さなお堂があります。傍示堂の石塔群というそうで、かつてはアップダウンのキツかったこの道を通る旅人や村人が願いを込めて塔やお地蔵様を立てたのが始まりだそうで。赤いエプロンと帽子をつけたお地蔵さん、中にはお顔のないものもあったりしてよく見るとちょっと怖い気もしますが、ズ〜ッと地元の方に代々大切にされてきたことがわかり、ついつい手を合わせてしまいます。

〒237-0068神奈川県横須賀市追浜本町1丁目9
京急電鉄 追浜駅から徒歩5分

個人的には、3回通って初めて雷神社の中にキュートなお稲荷さんを発見したのがプチ感動でした。どんだけ節穴….

派手な神社に圧倒されるのも楽しいですが、たまには地元の氏神様を尋ねてみても奥深いものを発見できるかもしれませんね。

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