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【ぶらり散歩】オーバーツーリズムじゃないハロウィンを横浜で

「SHIBUYAに来ないで」
ハロウィンを目前にして、とうとう渋谷区長が世界に苦言を呈した。閑古鳥が泣いても、逆に人が来すぎても困る。けれど、「いい感じ」にコントロールしていくのは本当に難しい問題だ。少なくとも現地へのリスペクトを忘れることなくマナーは守りたいところ。

そういう意味ではここは「適度」だ。
横浜ベイクオーター6Fのベイガーデンでは、シーズン折々のデコレーションが楽しめる。

前回は、9/10まで開催されていたベトナムのランタンナイトをご紹介した。今回は、ハロウィンシーズンということで、「ハロウィンライトガーデン」の様子をお届けしたい。

横浜駅きた東口からベイウォークという直通の歩道を渡って徒歩3分。大好きなハワイアンレストラン「アロハテーブル」などの人気レストランやおしゃれな雑貨店がひしめく大型モールは、平日21時を迎える頃にはかなり人手が落ち着き、小雨も手伝ってしっとりまったりとした時が流れていた。

ちょっと館内のアクセスがわかりにくいのが難点だが、とにかく上へ上へと階を上がり6Fガーデンにたどり着く。

待っているのは、こんなファンタジックなエントランス!

誰もいないので独り占め!

おそらくさほどお金かかってないよねと邪推するが、雨のマジックも手伝って、360度ハロウィン色の光に満ちており、雰囲気たっぷりである。

断っておくが、この場所が最も似合うのはカップルだ。リュックを抱え、スマホを両手で抱えて、大腿筋をプルプルさせながら上下左右にスライド運動を繰り返しているおじさんは(ボクしか)いない。

このイベントの広報係でもないのに、ベストアングルを求めて、ブツクサ言いながら何度も何度も光のトンネルを抜けては戻りを繰り返していく笑

光のカーテンの美しさを感じていただけたら報われるというものである。

だいたい、ハロウィンって何なのさ? なんでお化けカボチャとか骸骨とかコウモリとかおどろおどろしいキャラがメイン張ってんの?

クリスマスよろしくいつの間にか日本に居座り定着しすぎたことで、その意味や起源を意識する人などもはやほぼいないのではと思えるくらいなので、改めておさらいしておこう。

・秋の収穫を祝うとともに、悪霊を追い払う宗教的な行事
・2000年以上も前にヨーロッパのケルト人が始めたお祭り
・ケルト暦の大晦日=10/31だった
・現世と来世を分ける境界が曖昧になり、死者の魂が家族のもとへ戻ってくる日でもある
・秋の収穫を祝うとともに、悪霊を追い払う宗教的な行事

SKYWARD+記事をもとに要約

なんでコスプレするの?
死者の魂とともに悪霊も一緒にやってくると考えられ、その悪霊に人間だと気づかれないように、火を焚いたり仮面を着けたりして身を守ったといわれている。この風習が、ハロウィンの代表的な習慣である仮装の起源となった。

SKYWARD+

前回もお伝えしたが、このイベントのためにわざわざ横浜に来るほどではないが、もし近くまでお越しの際にはフラッと立ち寄ってみると思いの外気分が上がるのでお勧めしたい。

◾️イベントガイド

公式サイトはこちら
ハロウィンライトガーデン
期間:9月13日(水)~10月31日(火)
場所:横浜ベイクオーター6F ベイガーデン
点灯時間:16:30~22:00

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