見出し画像

実在の人物をモデルに小説を書くメリット・デメリットについて

実在の人物を小説に登場させたいと思ったことはありませんか?

今回は実在の人物を小説に登場させる際のメリット、デメリットをまとめました。

デビュー作品はほぼ実在の人物をモデルとして登場させています

実は今回の小説は、ほぼ実在している人物をモデルに書きました。当初は、仲間内で小説を公開して楽しんでいる段階でしたので、その方がより面白く読めるだろうという意図もあったためです。

実在の人物とはいっても、私たちはSNSで知り合った関係ですから、登場人物はSNSでよくコミュニケーションをとっている人たちのことを指します。SNSとは言え、何度かやりとりをしていると、相手の性格や口調などが分かってきます。
実際に小説を書き終えてみて、実在の人物を登場させるメリット、デメリットが見えてきました。

メリット

・作者としてはイメージしやすいため書きやすい

小説家にとっては、登場人物の性格や口調がすでに分かっているので、このシーンにはこの人!と演出しやすいことが多いです。キャラ同士の会話も普段のシーンを切り取ればいいのですから、話を膨らませることも容易になりますね。

・登場人物を知っている人にとっては読んでいて楽しい

読み手がすでに登場人物を知っている場合、キャラの性格や個性も分かりますから、読んでいて楽しいですよね。「ああ、この人、こういう時こう言うよな」ってイメージをして共感できることも多いです。
また、自分が作中、こんな活躍を出来ているのか、ということを知れると嬉しくなります。

デメリット

・うまく適材適所、配置するのが難しい(ストーリー構成)

ストーリー構成によっては、実在の人物が作品のイメージに合わないことがあります。たとえば、シリアスなシーンを演出したいときに、ギャグを多発してしまう人を起用してしまうのはミスマッチが起こる可能性も。

・書き方によっては不快感を与えてしまう

物語の都合上、どうしても負けの側面を請け負うキャラが出てくる場合も多々あります。ストーリー次第では読んでくれた人に不快感を与えてしまう可能性あることも。そのときに、その人がどう感じるのか。最低限の思いやりは必要ですね。

まとめ

【メリット】
・作者としてはイメージしやすいため書きやすい
・登場人物を知っている人にとっては読んでいて楽しい
【デメリット】
・うまく適材適所、配置するのが難しい(ストーリー構成)
・書き方によっては不快感を与えてしまう

さいごに

実在の人物をモデルにするメリット、デメリットをご紹介しました。書き手にとっても、読み手にとっても、楽しくなるというメリットはありますが、登場人物に対する配慮も必要になります。今後も、お互いが気持ちよく読めるような小説作りを心掛けていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?