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【雑記帳】品川駅でのSF(少し不思議)体験

ある日の仕事帰り。
品川駅で1人の少女を見かけました。

TV番組の「初めてのお使い」に出てきそうな幼い少女です。
そばに保護者がいて当然の年齢ですが、その少女は一人だけでした。
なのに、迷子のようにも見えません。

少女は怯える様子もなく、迷うこともなく品川駅構内をスタスタと歩いています。

夕方の帰宅ラッシュの時間帯。
品川駅は会社帰りのサラリーマンでごった返しています。
大人でも、人にぶつからないよう、気をつけてながら帰路につく時間帯です。

でも、その少女は人ごみを気にすることなく、京急線のホームに向かって、まっすぐ歩いていきます。

周りを歩く大人達を避けることはしません。
ただ、真っ直ぐに歩いています。

少女のそばを歩く大人達も、彼女を気にすることも、避けることもなく歩きます。
だけど、少女と周囲の人達がぶつかることはありません。

こんな話をすると、決まって出て来るのが「その女の子って幽霊じゃない?」というオカルト話。

残念ながら、ぼくにそんな能力はありません。

UFOや人魂は見たことありますが、幽霊は一度も見たことがありません。
一度くらいは見てみたいと幼い頃からずっと思っていますが、その望みは未だ叶っていません。
今では、自分にはそんな能力はないのだろうと結論づけています。

それでは、品川駅で見かけたあの少女は、一体何者なのか。
人混み慣れした、都会育ちの少女だったのでしょうか。

それは、わからぬまま終わりました。

何者か確かめることなく帰路に着いたからです。

調べてみたい好奇心はありましたが、思いとどまりました。
だって、考えてみて下さい。アラフィフのオヤジが年端もいかない少女を追いかけていたら、ただの変態にしか見えないでしょう。

それに、帰宅ラッシュでごった返す品川駅の構内で、立ち止まって様子を見続けることはできません。
ぼくは人混みが苦手で、一刻も早く品川駅から離れたかったのですから。

あの少女は何者だったのか。

確かめることができなかった分だけ、想像力が膨らみます。
もしかしたら...。

クリエイターとしては、これが一番良い終わり方だったのかも。

SF(少し不思議)とは?漫画『ドラえもん』の著者として有名な、故・藤子・F・不二雄氏が提唱したジャンル。 略称はSFだが、いわゆるサイエンスフィクションではなく、『すこしふしぎ』の略で、『ありふれた日常の中に紛れ込む非日常的な事象』をテーマとして扱うジャンルとして定義されている。『ドラえもん』や『エスパー魔美』など、『すこしふしぎ』をテーマにした作品は枚挙に暇がない。 【ピクシブ百科事典より】

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