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46歳になって煙草を吸い始めた話

煙草を吸い出したキッカケ

最近、煙草を吸い始めた。
僕は46歳で、今までの人生で習慣的に煙草を吸ったことはない。
子供の頃に親父に煙草を少し吸わさせてもらったり、大学生の頃に飲み会で友達から煙草を貰って吸った経験はあったけど、特に自分で買ってまで煙草を吸いたいと思った事はなかった。
どちらかと言うと、「煙草なんて体に悪いし金が勿体無いし、煙草を吸うなんてバカバカしい」と思っていたくらいだ。

そんな僕が何で煙草を吸い始めたのかと言うと、ストレス解消やリラックス目的で吸い出した電子タバコがきっかけだった。
CBDの入った電子タバコが吸ってみたくなって、ドンキホーテで試しに買ってきた1,000円くらいの使い捨て電子タバコを吸ってみたら、これが案外良かった。
頭の中がスッキリしてリラックスできるし、不眠症気味だったのが、その日はよく眠ることが出来た。
電子タバコを吸ってみて案外煙草も悪くないなと、考えが変わったわけだ。

初めて買った煙草はキャメル

最初に買ったキャメルの煙草

電子タバコを吸ってみて、その効果を実感したけど、1,000円くらいの安物なのでやっぱり効き目はたかがしれている。
「普通のタバコを吸ってみたいな」と、人生ではじめて喫煙への興味が湧いた。
今の時代に喫煙を始めるなんて世の中の流れに逆行しているかもしれないけど、どうせ一度きりの人生なんだし自分の好きなように生きていきたい。
ダイソーに行ってライターと灰皿を買ってきて、その日の夕食を買いに行ったついでにスーパーのレジの煙草コーナーで散々迷った挙句、キャメル・クラフトの6mgを一箱買ってきた。
キャメルは値段が安いし、最初なので軽めの煙草を吸ってみようと思って、これを選んだ。
僕が人生で初めて、自分の為に買った煙草だ。

ベランダで煙草を吸う時間が好き

家に帰ったら、ベランダに出て早速吸ってみた。
最初は咽せて涙目になったし、苦くてクソ不味いなと言うのが正直な感想だったけど、何度か吸っているとだんだん気持ちが落ち着いてきてリラックスしてきた。
ベランダからは夕暮れで茜色に染まる街の風景が見える。
夕方の風が涼しくて気持ち良い。
頭の中が空っぽになって、遠くまで景色がはっきりと見える。
煙が柔らかな形を描いて空中に消えていくのをボンヤリ眺めていると、何とも言えないエモい気分になってきた。
この煙草を吸ってる時間のリラックスした感じが好きだ。
ちょっと立ちくらみがしたので、吸い終わって煙草を消した後、しばらくベランダでボーッとしてから部屋に戻った。
なんだか頭が冴えて、いつもだったら虚しさや寂しさを覚える休日の夕方も、煙草を吸った後なら「今日は良い一日だったな」と思える。

煙草で自分の機嫌が取れるなら安いもの

いくつか銘柄を試してみて、今はこれがお気に入り

それから平日の仕事から帰ってきた時や、休日は朝と昼と夕方や夜みたいな感じで1日数本〜5本くらいのペースで煙草を吸っている。
最初は不味いと感じたキャメルの煙草も、何本か吸っているうちに独特な苦味や辛さも「これも悪くないな」と思うようになった。
他にもキャスターホワイト5mとウィンストンフィルターを吸ってみたけど、この中ではウィンストンフィルターが一番気に入っている。
このままライトスモーカーとして、嗜好品を嗜む程度に煙草と付き合っていけたら良いんだけど。

煙草を吸うようになってからYouTubeで煙草にまつわる動画をよく見るようになったんだけど、世の中には愛煙家がまだまだ沢山いる事に気が付いたし、煙草を吸っている人達に妙な仲間意識を感じるようになった。
もちろん、世の中では煙草の健康の害や相次ぐ増税の値上げが理由で辞める人が増えてたり、吸わない若い人が増えて喫煙率が下がり続けているのは知っている。
でも、自分としては日頃のちょっとしたイライラや気分の落ち込み、何か考え過ぎな時に煙草1本で落ち着いた気持ちになれるなら、そっちの方がずっと良いやと思う。
煙草のパッケージには『肺ガンとか他の病気になるリスクがある』とか脅し文句が書いてあるけど、そんなのどうでもいい。
それよりも、煙草を燻らせて束の間でも世の煩わしさから逃れて平和でリラックスした時間を楽しめるなら、これからも煙草を吸っていきたいなと今は思ってる。

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