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篠村友輝哉/YukiyaShinomura
2022年3月18日 17:13
五年前の春、大学院の修士課程に進学したばかりの頃のこと、夕方、大学の練習室でピアノの練習していると、教務の女性と彼女に連れられた母娘が、ノックをして入ってきた。学校見学に来たのだという。 その母娘は当然、私のことなど知らないので、私を知っている教務の女性が、ごく簡単に紹介した。そして、「せっかくだから、何か一曲」と演奏を求められた。 この半年ほど前にも、同じことがあった。「たまたま練習してい