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【ポートフォリオ】2023年の作品

 あけましておめでとうございます。
 年明け早々、たくさんのことが起きました。かといって直接被害にあっていない私が悲観的になるのもおかしな話ですので、今やれる支援をし、今年ものんびり絵を描き、目の前のことや新しいことに挑もうと思います。

 前置きが少々長くなりましたが、早速昨年2023年に描いた絵をまとめていきます。


『蒼茫』

『蒼茫』サイズ:F10 使用画材:アクリルガッシュ

 2023年10月9日に開催された音楽会&作品展『森のささやき 風のうた』というイベントのチラシ用ビジュアルに向けて描きましたが、イメージに沿わないということで、ビジュアルとしては没になりました。(制作にあたって主催者さんとの連絡やらなんやらの齟齬の結果。発注あるある)
 私個人の森のイメージです。昔から「近くて遠い場所」という印象で、ジブリ作品(特に風の谷のナウシカやもののけ姫)を見てからは「神秘そのもの」と感じていて、意図的に描くのを躊躇っていましたが、形になってよかったです。
 いろんな方々から「暗いね」とか「冬っぽい」と言われますが、描いた本人としては暗くもないし冬をまったく意識してないので、なんだか面白いですね。とはいえ、タイトルにつけた『蒼茫』には『ほの暗いこと』という意味もあるので、そういうところでいえばタイトル通りなのかもしれません。


『森がささやき、風がうたう』

『森がささやき、風がうたう』サイズ:P8 使用画材:アクリルガッシュ

 上記のイベントのチラシ用のビジュアルとして最終的に提出し、採用された抽象画です。チラシに関しては、写真や文字が入って、デザイナーさんにいい感じに仕上げてもらいました。
 今まで写実的な絵ばかり描いていたので、私にとっては専門学校の授業以来というか、普段やらないことでした。楽しかったです。
 これが影響して、しばらくこういったものを下地に白のペンで花を描くことにハマっておりました。今後も少しずつ増やす予定です。


『月光』

『月光』サイズ:F10 使用画材:アクリルガッシュ

 どうも私は年に一度は白い花が描きたくなるようで、2023年は月下美人が選ばれました。
 2022年ごろから日本画に影響を受けていて(画材はアクリルガッシュのまま)、この作品を仕上げた時に自分なりの描き方というものが少し視えてきた気がします。
 2023年12月豊川の彩由会展に現物を出展しました。かなり評価がよかったと聞いております。見てくださった方々、ありがとうございました。


『陽春』

『陽春』サイズ:F4 使用画材:アクリルガッシュ

 私の作風といいますか、背景を黒くしがちなので、たまには明るい絵をと思い、ルリビタキと木蓮の春らしい絵を描きました。
 木蓮は最初、紫木蓮を予定していたのですが、着彩の時にいろいろと迷走しだして……白木蓮へ変更しました。メインがルリビタキなので結果的に白木蓮にしてよかったです。
 計画立てても計画通りに動かないのがしのみず哉巳という人間です。


『ユキヒョウとマリーゴールド』

『ユキヒョウとマリーゴールド』サイズ:200角 使用画材:アクリルガッシュ

 イベント出展中、私の絵を気に入っていただけているお客様から「ユキヒョウの絵がほしい」と言われたことがありました。もちろん、他の方からも「オーダーメイドやってないんですか?」と質問されることも。
 普段はトラブルを避けるため、オーダーメイドは一切受け付けず、前述のお客様にも「申し訳ありません」とお断りしたのですが……直接対面してお話をするというのはかなり印象に残るもので、ユキヒョウが頭から離れることがなく、『あくまで個人の制作』ということで描きました。
 こちらの絵はありがたいことに、そのお客様の手元へといきました。


『紫苑と黒猫』

『紫苑と黒猫』サイズ:インチ 使用画材:アクリルガッシュ

 イベント出展の際にそこそこ長い間看板娘になってくれていた絵がお客様(前述のユキヒョウの方とは別のお客様)の手元へいき、展示スペースが寂しくなったので新しく黒猫を描きました。
 周りを彩る花にはシオンを選びました。これからもちょくちょく猫の絵を描こうと思います。

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