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伊豆長岡温泉お散歩市活動記録04

さて、活動記録の第4弾.大学の行動方針も一つ段階が下がったということで、今回は学生も現地に出向いて活動ができた.

このまま現地活動がいつでもできるまでになってほしいが、来月は来月の風なので、その時に応じて自分ができることをやるしかないというのが、自分的最近の感覚.

まあ、その話は置いておいて.
今日は11月のお散歩市についての活動記録を少し.

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1,温泉駅 展示(11月お散歩市)

前々回(7月)が「地域生活」、前回(10月)が「健康」ときて今回(11月)は「観光」をテーマにした取組.

今回の展示をもって、3つの観点からのアイデアカードワークショップは完結となる.今後はその3回取組をまとめて報告者として外に出せるように整える作業と3つの観点を重ね合わせて、まちに対して提案ということ作業が残っている.

「観光」というテーマに関しては、メンバー全員が一度は観光客としてどこかの温泉街や観光地に行ったことがあるということもあって、他の2つの観点よりも考えやすいと思っていたが、実際には一番悩ましい時間が長かったように思う.

というのも、現在の伊豆長岡周辺の主な産業は「観光」であり、一般的な観光施設・観光拠点というものはすでに存在し、上手くいっていたりいなかったりということがわかっていることが多かったのだ.

やはりそういった状況だと、頭を一ひねりせずに出てくるアイデアはパンチがなく、既存の観光施設で十分なんじゃないか、というアドバイスを何度も頂いた.

どう各アイデアにひねりを加えれば、地域の資源を活用しながら、あるいは地域の状況に合ったコンテンツ・拠点を提案できるのか.これは難しい問題で、観光業界のトレンドなども教えてもらいながらアイデアカードを作成していった.

ひとつこのプロジェクトで難しいのが、最終的に提案を温泉駅という敷地に落とし込まないといけないという点だ.

ひねりを加える段階においては単にコンテンツにひねりを加えようとしても、拠点として空間にしなくてもいいとかここじゃなくてもいいアイデアカードがたくさん出てきてしまう...

なので、このアイデアにはどんな人が来るだろうか、逆にこの客層(ターゲット層)に来てもらうためにはどんな空間がいいだろうか、ということを考えることで空間をイメージしてみたり...

また、季節という因子も忘れてはいけないところで、閑散期を埋めるコンテンツとしてどんなアイデアカードがあり得るかということも考えたり...(実際にその視点に立ったアイデアカードは作れなかったかもしれない、、).

そんなところで、最終的にはこうして出来上がった30弱の案に対して、温泉駅に立ち寄った方々に投票(3票)をしてもらい、意見を募った.

この結果についてはまたどこかで報告できればと思う.

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2,まちづくりのディテール

前回も少しTipsのような感じで、活動記録の後ろに添えたが、今回も活動からの気づき・発見を一つ添えておこうと思う.

前回・・・コミュニケーションツールとしてのアイデアカード
「アイデアカード/小さな提案は、まちづくりと地域とのコミュニケーションをつくる翻訳装置の一つなのかもしれない」

今回はディテール.建築設計をしている方々からすればディテールというと部材どうしの収まりとかサッシなどの細かいところの話なのかと思われるかもしれないが、まちづくりにおいてのディテールは少し毛色が違う.

例えば、アイデアカードを投票してもらう時に使うシール.

シールがディテール?という感じだが、シールの大きさがシールの貼りやすさにつながり、それが投票のしやすさにつながってくる.

先生からの一言の指摘だったわけだが、「たしかにディテール、超大事じゃん!」と改めて思った.

前々から投票する立場になって、不備はないかと考えてみてはいたものの、ディテールという言葉で抽象化されるとシール意外にもたくさん気にしなければならない所が目につくようになった.

・カードの配置が上のものは背の小さい子供は投票できない
・逆に下に下げすぎると足腰の弱い人が投票しにくくなる
・展示一つ一つについて説明しているボードをしっかり見せないと何をやっているか伝わらない
・調査分析で専門的で細かい表現をしても見てくれないし、やったことが伝わらない
etc…

面白いアイデアカードをつくることはもちろん大事だ.

その上で、それらのカードが展示された時、展示のされ方によってどのように印象・見え方が変化するのかもしっかりと設計しないといけない.

まちづくりのディテールをちゃんとおさめることが、地域の意見の純度を高めるだろうし、投票結果を分析する際に変に気を使わずに済む.

細かいことだけど、最後に評価するまでが1サイクルなので、しっかりとおさめないといけない.

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次回の取りまとめ、重ね合わせの提案の日程はまだ未定だが、こういう時に振り返らないと作業をこなしてプロジェクトが終わってしまうので、今後も定期的にこの記録は更新したいと思う.

長々と失礼しました.それではまた|ω・)チラ

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