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組織設計都市計画系の就活を整理してみた#3/2<入社3ヵ月編>

さて、気づけば4月から3ヵ月が経って、7月に入りました。
入社3ヵ月目です。早いですね。
ふと思い立ったのと一個下の後輩の就活報告を聞きつつ、今年も始まるのかと思った所で、自分の3ヵ月も含めてまとめてみようと思いまして記事を書いています。

前回記事>>>>

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今回の記事での主な話題は大きく3つ。

1.上の1/2<業界分析編>、2/2<経験談・アドバイス編>を見返してみて気になった所の修正追記
2.仕事をしていく中で周辺業種(ディベロッパーや行政、その他コンサルの方々)に対して感じた印象の共通点と違い、そして会社選びの視点
3.組織設計事務所、実際に入社してみて感じていること

弊社でも7月終わりから夏インターンが始まる予定で、自分としてはチューターとして出迎える立場になるらしい。時の流れは早い。( ˘ω˘ )シンミリ

もちろん、たった3ヵ月で業界の何が分かるのか、という所は重々承知しています。一方で、3ヵ月経ってみて、日々すごい量の情報が頭に入ってきていて、整理しきれていない自分がいます。
その中で今回のnoteは、就活という文脈に沿いながら私自身の頭の整理という位置づけで書いていければと思いますので、そのあたりは悪しからず。


1.1/2<業界分析編>、2/2<経験談・アドバイス編>を見返してみて気になった所の修正追記

元記事はこちら>>
<業界分析編><経験談・アドバイス編>

1-1.業界分析編

ここでは、『業務内容』と『都市開発・都市計画における役割』という2軸で整理していました。

細かい所で気になるとしたら、特に役割の部分
大まかに少し修正追記を加えるとしたらこんな感じだろうか。(中にいる人から見たら色々な見え方をするだろう。今回も大まかに失礼します。)
黄色のハッチングで修正後です。

仕事の段階で分類してみました。
都市づくりにおける役割という視点から視てみる

究極的にいえば、どの業種も単純に業務を上のように整理することは難しいと入ってみて思いました(笑)身も蓋もない話ですけどね。

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それと修正しておかないといけないと思ったのが、段階での分類
当時、都市計画系の仕事で多い再開発事業を例にとって概説しましたが、細かいところを見落としていたように思います。
それが権利変換です。詳しい説明は割愛しますが、これを大まかに設計フェーズにして設計部門のお仕事にしてしまったのは大きなミスだなと。

事業コンサルティングという分類になり、再開発事業を主に行っている会社さんでは、この辺りも都市計画系部門の方々のお仕事になります。再開発事業に加わっている各地権者さんの権利をどうしていくかということを計画し、整理していくお仕事ですね。

各段階について

ぶっちゃけ、就活段階での知識としては#1/2で十分かなとは思いましたが、誤った情報だけをウェブ上に載せておくのは良くないので、修正追記とさせて頂きました。(もちろん、もっと細かい話をすればキリがないので、気になったら従事している先輩に聞きましょう(笑))

1-2.経験談・アドバイス編

こちらは、3.組織設計事務所、実際に入社してみて感じた印象にて具体的に話せればと思います。

2.仕事をしていく中で周辺業種に対して感じた印象、どんな視点で会社を選ぶのか問題

周辺業種に対して感じた印象、と言ってますが、良い印象・悪い印象という話ではなく、学生時代に思っていたものとのギャップの感想です。

おそらくこの記事をディベロッパーや行政を志望する人が見る機会はかなり少ないと思いますので、すらっと書きたいと思います。

端的にいうと、会社ごとにやっている事業から雰囲気、社員さんの人柄が丸っきり違うということ。(就活し始めた人々に言うのは酷ですが、業界研究は5~6割にしてさっさと個別の企業について知った方がいいんじゃないかなと思います。)
当たり前のことなんですが、組織設計事務所に入社して社外打合せや各種協議に下っ端として同行させて頂く機会も多く、その中で色々な人と相対すると、その違いに改めて驚きました。

例えばディベロッパー一つ取ってみても、A社はめちゃガツガツでこちらに厳しいとか、B社は少し緩いとか。もちろん担当者によってもまちまちですけど。(イメージキャラクターがすずちゃんなのか高畑充希さんなのかという具合には違う。某ディベロッパーですね。(笑))
都市計画コンサルに従事されている方々って、やはり、こういうタイプの方々が多いかもしれない、とかとか。
組織設計事務所どうしの係わりはあまりありませんが、似たような思想・行動タイプの人たちが集まっているように思います。

そう考えてみて振り返ると、どんな視点で会社を見るのか、ましてや選ぶのかという指標が難しいなと改めて思いました。

就活をしている頃を思い出すと、『こんな仕事をしたい!』『こんな風に都市やまちに関わりたい』『こんな働き方をしたい!』と、自分の希望から始めて、そこから何を指標にして会社を見たらいいのかと思い、業務内容や役割、業績、実績なんかを漁りながら業界・企業研究をしていましたが、入ってみて感じるのはやはり人だなと。(これも身も蓋もないかもしれない、笑)

もちろん人が良いからと言って、興味のない仕事、やりたくない仕事をしている会社に行くのは違う気がするので大まかな業務内容を知る必要はありますが、逆にその会社にいる人を見ずして入ろうと思うのは中々にリスキーだなと思います。
そういう意味での会社訪問やOB・OG訪問は大事なのでしょう。

ちなみに、これは超個人的な意見+アドバイスなのですが、夏・冬インターンのような短期インターンに行くよりも、
仕事の内容を知りたい ⇒ アルバイトを『中長期』で行う。
★どんな人が働いているのかを知りたい ⇒ 説明会にいくかOB・OG訪問(先輩がいなければ説明会でつかまえる)

という手段を取るのが合理的に思います。

仕事は人に紐づいてくる。
「尊敬できる先輩がいた」それだけでも志望動機にはなり得るような気がします(もちろん具体的なエピソードは必要ですけど)。

3.組織設計事務所、実際に入社してみて感じた印象

さて、最後に組織設計事務所に入って3ヵ月を振り返るとしましょう。
今どんなことをやっているか、大変なことや楽しいと感じること、学生時代にやっていて役に立ったな思ったことなどなどを半ば箇条書きのように記していきたいと思います。
具体的な所は先輩に聞いてみることをオススメします。

具体的な話に入る前に一つだけ。
おそらく組織設計事務所の都市計画系入社は一般的な新卒社員の一年目とは異なり、入社早々オンジョブです。私自身は入社2週目からプロジェクトにアサインされていました。なので、3ヵ月で以下のようなことが書けているということを頭の片隅に入れておいてもらえると良いかと思います。
『都市計画の現場で学べ』スタイルのようです。(他の組織設計事務所の先輩方も早々にオンジョブだったそう。笑)

3-1.業務について

いま、私は大きく3つ(一時的に4つ)のプロジェクトにアサインしています。部長さんのマネジメントやタイミング的な運もあり、すべて違う類のものです。日々すごく勉強になっています。知っておかないといけないことは多いですが。

【都市開発・再開発に関する業務】

街に建っている建築物について、そのような大きな建物を建てる時にはいくつか手法を用いて、それらが成り立っています。
例えば、民間建物の単独建替え。これは不動産事業者などが持っている自分の土地にある建物を建て替えるという事業。そして既存の都市計画を変更しなくても何らかの制度を使えば成り立つものです。ここには私のような都市計画コンサルタンツは関わることは少ないです。
ではどのようなものに関わるのか。私自身、まだまだペイペイですので、事例を紹介するに留めておきます。細かい話は現在進行形で勉強中なので悪しからず。

都市開発というレベルになると、虎ノ門ヒルズや六本木ミッドタウン、渋谷駅周辺一体開発、二子玉川ライズ、恵比寿ガーデンプレイス等ではないではないでしょうか。複数の再開発事業を行う、都市再生特別地区における事業、駅まち一体開発のような所かなと。(もっといろいろあるけど)
再開発というと、事業コンサルという業務があり、再開発事業の計画から事業(権利変換など)までをアシストするといった業務です。単独建替えに近いですが、都市再開発法に基づくものを再開発事業というのかなと今の所思っています。

自分自身は、駅まち一体開発の都市計画業務に関わっています。開発の王道でもあるかもしれません。

具体的にやっていることと言えば、

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