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街と自分との距離
久々ギャラリーを見に表参道へ
友人の友人がやっているギャラリーで、友人が展示の空間構成を手伝っていたということで遊びに行ってきた.雑な説明で申し訳ない.
空間やら展示の批評ができる人間ではないので、写真とともに簡単に振り返る.最後に少しだけ感想を書かせて頂きます.悪しからず.
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建築や都市計画では、「まちに開く」とか「都市と連続する」ということを自然と考えている気がしている.公共施設は外に開いていかないといけなかったり、開くために外側をガラス張りにしていたり、誰もが参加できるようなワークショップを設計していたり.
窓から表参道・青山の土曜日の日常を見てたら、あそこからだとずっと見ていられる気がした.多分、都市と良い距離感だったのだと思う.
都市と自分との間に奥行を感じるというか、すぐそこに都市の活動はあるんだけど、ちょっと遠くなったみたいな感覚.
帰って、ふと先日の大学院授業で取り扱われた槇文彦氏のインタビューの一節を思い出したので、引用しておく.代官山のアートまちづくりについて研究されている博士の方の回であった.
~~そこここの場所に潜んでいるパワーをアートというかたちで顕在化できないか。~~
あと先日読了した、中島直人・一般社団法人アーバニスト著『アーバニズト 魅力ある都市の創生者たち』の中の第6章の3草の根アーバニズムの中にも興味深い一説があるので、引用しておく.
-「スキャニング」「フィジカルに関わる」とはどういったアクションですか。
松下徹(以下、松下):「スキャニングする」という言葉を使うのは、例えば、グラフィティのアーティスト。自分の身体で、まちの構造とか場所をどんどん体験していく陣取りゲームみたいな感じですね。(中略)その場所に痕跡を残すとか、公共的にその設計されたものに個人のあとをつけるような。
青木彬:ストリートアートではそういうアーティストたちの身体性が面白い。それはある種の教養ではないですが、まちに関わる人たちは持ってていいと思う視点ですね。
松下:まちの隠れたルールや、その場所の文脈みたいなものを読み取ることなんですよね、まちにフィジカルに関わることは。
太字は筆者が加筆
アートとまちづくりの親和性はきっと高いのだろう.
なんでもかんでもアートに頼るのは良くないけど、まちのポテンシャルをつかむ手段の一つとして大事な表現だと思う.
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