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投影は共感ではない

前回は新任マネージャーの心得#5として「組織の思考プロセスに挑戦する」という内容を共有しました。今回は「チームと繋がりを持つ」という章の「最初の信頼関係を構築する」です。ポイントは「メンバーを一人の個人としてみる。投影を避ける。敬意を表す」です。

講義の板

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自分はそういう経験はないですが、予算やノルマに追われる日々を過ごすと、チームのメンバー1人1人が駒やコストに見えて来てしまうのかもしれません。

これは何かの本で読みましたが、あくまでマネージャーと言ってもそれは、そういう「役割」を持っているだけであり、メンバーとは一人の人間として対等なのだ、ということが書かれていました。

投影と共感

さて、ここで面白いと思ったのは「投影」という表現です。初めて聞く表現でした。

投影:ある状況で、自分が感じる感情を、相手も同じ状況だったら同じように感じると思うこと

EQについての講座では、共感という言葉についての説明で、同じような警鐘を鳴らしていました。

それは、相手が置かれた状況で、「自分が」どう感じるか想像して相手とつながろうとすることは共感「ではない」ということです。状況においてどう感じるかは、人によって異なるからです。だからこそ、表情・身振り・手振りなどからその人が感じている感情を特定する努力をし、その感情で繋がることが、共感である、とのことでした。ふ・深いです。

共感:表情・身振り・手振りなどからその人が感じている感情を特定する努力をし、その感情で繋がること

敬意を表す

最後は敬意を表す、というところです。ここは「努力や成果、そして能力を示す機会を与える」というところですね。私なんかは話したがり屋なので、ここは任せなきゃと思って、最初は話してもらっていても、途中からしゃしゃり出てしまって、機会を奪ってしまった、と後から思うことが多々あるので、非常に耳に痛いです。

また、そこで、メンバーに機会を与えることが、メンバー自身の主体性(オーナーシップ)や自信を構築する機会にもなるんだと、自分自身の経験を振り返っても感じます。

まとめ

さて、今回は「信頼関係を構築する」という項目で、「メンバーを一人の個人としてみる。投影を避ける。敬意を表す」ということを学びました。次回は「意思決定スタイルを活用する」についての学びを共有します。

本コンテンツについて

Linkedin Learningで「新任マネージャの心得」というプログラムでの学びを2021年1月14日から2021年2月6日に、Facebook上で、学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した全20回シリーズでお届け予定です。

全体はこちらのマガジンにまとめていますので、ご参照ください。

ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie


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