ESG、SDGs、CSV、パーパス経営・「志」本主義、頭の中でつながってきた
先日、OneJapan主催のESG/SDGsのセミナーに参加し、その報告記事を書かせていただきました。SDGsはTVでも聞かない日がなく、認知度は非常に高まりました。
また、セミナーの中で、実際に経営層の方が会社の取り組みとして会社に実装していくために、会社自身を見つめなおしていく姿勢を感じました。自分も実際に、自社であるNECの創業者について調べてみることを通して多くの学びがありました。
私は将来の重要な動向をマーケティング戦略にどう取り込んでいくのかを考えていきたいと思っています。ですので、ESG/SDGsというのは避けて通れない最も重要なことがらだと捉えています。
ということで、このnoteの発信でも、ESG/SDGsに関しての学びをアウトプットしていくことにしました。
BBT ch.の「CSVの先へ#1」をみた
私は、ビジネス・ブレイク・スルー・チャンネルというビジネス番組を契約しています。かつて、マッキンゼーのアジアパシフィックの会長も務めた世界的な経営コンサルタントの大前研一氏が運営しており、様々なトピックを学ぶことができ、とても便りにしている情報ソースになっています。
まずは、手始めに、以下の講座を受けてみましたので、その要点をまとめていきたいと思います。
番組概要
略語の整理
それにしての、アルファベットの略語が多すぎるので、念のため、一回書き出しておきます。
ESGとSDGsとCSVの関係性
まずは、ESGとSDGsとCSVの関係性がすっきりしました。
ESGは、ESG投資という文脈でそもそも使われている用語であることからもわかる通り、リスク評価の観点。長期的な投資を考えたとき、環境・社会・ガバナンスの3つの無形資産(土地や工場など有形ではない資産)の重要性が高い、という考え方ですね。
ESGがリスクの観点であるのに対して、SDGsはトップライン(売上)もしくは事業機会の観点です。企業は、長期的に社会価値を創造できる事業を行うために、どのような課題に取り組んでいくべきか、という観点です。
そしてCSVは、ボトムライン(利益)の観点です。社会課題は経済合理性が効きづらい。だからこそ社会課題として残っています。そのため、経済的価値の追求と社会価値のトレードオフを共有できる価値を創造するということからCreating Shared Valueというコンセプトになっているんですね。
CSVと競争戦略
そもそも、CSVは競争戦略で有名なマイケル・ポーター氏が2011年に提唱したものです。そのため、同氏のこれまでの競争戦略論によって要素が裏付けられており、それは以下のように整理されています。
3.については、エコシステムのことですね。バリューチェーンを分析して改善・変革を考えるだけでなく、さらにそのバリューチェーンにかかわる地域経済が回るようにしているか、という観点を指すそうです。
社会課題からはじめてはならない!?
講演者の名和氏は、社会課題から入ると失敗するといいます。そうではなく「この会社は何のためにやってきたのか、志はなんなのか?」という思いから入らないと、そもそも難しい社会課題を達成することは難しいと。そのため同氏は、「志」本経営(パーパス経営)を提唱しています。
CSVに取り組む企業の事例
講演の中では、CSV元祖のネスレおよびネスレジャパンのカフェアンバサダー、ユニリーバー、Google X、Discovery(保険)、ファーストリテーリングのミッション、三菱ケミカルのKAITEKI経営、味の素のASV(Ajinomoto Shared Value)が紹介されていました。
つづき書きました
まとめ
今回は、ESGはリスク、SDGsはトップライン(売上)・事業機会、CSVはボトムライン(利益)という観点だというので、頭が結構すっきりしました。
このほか、当方のESG/SDGs/CSV関連の記事は以下のマガジンにまとめていますので、もしよかったらのぞいてみてください。
ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。
しのジャッキーでした。
Twitter: shinojackie
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