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意思決定には、プロセスに適切な関係者に入ってもらうこと

前回は「合意型の意思決定」について、「緊急性がない、時間を十分にかける価値があることにだけ使う。複数のスタイルを統合する」という学びを共有させていただきました。という学びを共有しました。今回は「関係者を管理する」の章に入ります。最初のトピックは「関係者に意思決定に参加してもらう」です。

意思決定に関係者に適切に参加してもらうには

意思決定には関係者に適切に参加してもらう必要があります。そのために必要なアクションは以下に3つです。

・参加すべき人の把握
→意思決定で影響を受けるのは誰か明確にする
・時間をとってもらう
→相手にとっての意義を明確にする
・参加してもらう人の役割を明確にする
→ふわっとしていると相手もふわっとしか聞いてくれないし、ふわっとしたことしか言ってくれない

こういった手間をかけてまでやる意味

・早期にリスクを特定できる
・早期にチャンスを特定できる
・実行面で支援を得られる

早い段階で、プロジェクトに関わるステークホルダーを把握することの重要性ですね。そして、このためには、そもそもの意思決定の目的が明確になっていることが先ですね。そうしないと、本当にその意思決定で影響をうける範囲がわからないから、ステークホルダーも把握できない。

プロセスやツール

意思決定会議や、そのためのテンプレートなどが準備されている会社もある、ということが紹介されました。

私は、新事業開発をミッションにする組織に今います。そこでは、事業開発プロセスとそれを運用するための審査基準やテンプレート(ガイドライン)などがあります。一時期その整備にも関わってました。これはプロセスの設計・整備・運用そのものがとても大変で片手間でできることではないな、と痛切に思ったことを思い出しました。

一方で、ある程度歴史のある組織だと稟議書だったり、起案書だったり、もっと現場よりだと、通常業務の承認フローで回す提携フォーマットまでいろいろありますね。

まとめ

今回は、意思決定のプロセスには、影響を受ける人を特定し、相手にとっての意義を理解してもらい、プロセスに主体的に参加してもらう必要がある、ということを学びました。

次回は、意思決定プロセスを管理するツールの一つ「RACIマトリックス」についての学びを共有します。PMPの勉強で出てきた記憶だけあるのに、全然思い出せない。。。

本コンテンツについて

Linkedin Learningで「適切な意思決定をするには」というプログラムでの学びを2021年2月9日から2021年2月23日に、Facebook上で、学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した12回前後でお届け予定です。

全体はこちらのマガジンにまとめていきますので、ご参照ください。

ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

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