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その話伝わっていません...

思った以上に伝わっていません。

ビジネスはコミュニケーションです。

対外コミュニケーションもチームコミュニケーションも、何かを相手に伝えることの結果としてビジネスが成立します。

僕の仕事は、会社のビジョンやミッションをマーケットに語り、そして事業の方向性や戦略をチームに語ることがメインになります。

対外的なマーケットに対しては、企業の存在意義やビジョン、ミッションを知ってもらい、サービスを使ってもらうために、コミュニケーションし続ける必要があります。

チームに対しては、ベクトルを合わせ、ブレずにサービスを展開し続けるために、コミュニケーションし続ける必要があります。

まあしかし伝わらないわけですこれが。もし僕の会社がGoogleやFacebookであったならば、また孫正義やスティーブ・ジョブズであったならば、伝わるレベルはまるで違うでしょう。

しかし、現実はそうではありません。僕のいまのメインのプロジェクトであるVponは小さなベンチャー企業、僕個人も無名の経営者です。

小さなチーム内においても全く同様です。伝えたと思ってもまず間違いなく想像以上に伝わっていないのです。

解決策は簡単です。10回同じことを伝えてようやく理解してもらえると考えれば良いのです。

もちろん伝える内容や受けての感度の差はあります。

大切なことは、ブレずに伝え続けることです。

心理学には、スポットライト効果というものがあります。

その名の通り、自分の外見や言動が目立っている、と思い込む習性です。これは完全な思い込みなんです。

コーネル大学での実験でも報告されています。

自意識過剰という言葉に近いかもしれません。

人はほとんど自分のこと以外に興味がないと言われています。人のちょっとした変化や言動はほとんど見てもいないし認識に上がっていません。

だから重要なことは繰り返し伝える必要があります。ただ伝えるだけではなく、なぜそれが重要なのかという点を受け手にあったアプローチで行う必要があります。

この人の心理を理解できれば、人の言動に興味を示すことはコミュニケーションを円滑に進め、親近感を情勢する上でも大きく役立ちます。

人のちょっとした変化や行動に対して、感謝したり言葉をかけたりするだけで、見てくれているという気持ちが、やる気や仕事の生産性につながります。

グローバル社会が進み、国と言葉を超えて仕事をする機会が増えています。僕も普段から世界中の人たちと仕事をします。

そういう状況がますます当たり前になる世界の中では、コミュニケーションの前提として伝わっていないということを当たり前として、継続的な発信が必要です。

そしてこのグローバル社会において、これまで以上に自分はほとんど認識されていない、スポットライトは当たっていないということを前提として、コミュニケーションを図ることが大切ですね。


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