カリフラワーを好きになったわけ
長いこと、それはもう長いことカリフラワーがきらいでした。
わけはというと、子どもの頃超ド近眼だったわたくし
ある日、人けのない台所に忍び寄ると
大きな鍋のなかに、たくさんの手羽元様トマト煮込み
食い意地小僧のわたしはこれを手羽元と思い込み
口いっぱいに盗み食いしたのですが、それはカリフラワーで
全然おいしくなかった。
勝手にだまされた気分になり、ながいことカリフラワーを恨んでいました。
そうしてもう何年も、何十年もカリフラワーを料理したこともなければ
食べたこともなかった