マガジンのカバー画像

臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】

業界最大規模の購読者数700名以上●「現場でしっかり結果を出したい」セラピスト・トレーナー・インストラクターのためのマガジン●"臨床で本当に必要なスキルは、解剖学・運動学・生理学… もっと読む
「セミナーに行きたい」「参考書を買いたい」でも、「お金も時間もない」勉強したくても勉強できない理由… もっと詳しく
¥500 / 月
運営しているクリエイター

#姿勢

【前鋸筋のピラティス】前鋸筋の機能解剖と臨床現場で活用できる考え方!

今回は、前鋸筋の教科書ということで40分間の動画と臨床現場で知っておきたい前鋸筋の知識について追記で紹介しています。 運動療法やピラティスを行う際にも活用できる内容になっていますので最後までご覧頂ければと思います。 前鋸筋の教科書【40分動画】

【猫背が改善しない1番の理由】猫背に対するピラティス・運動療法の考え方!

先日このようなメッセージが自分の元に届きました。 この方は薬師寺のYouTubeを見て頂いていて、メッセージをして頂いた方になりますが猫背姿勢で悩まれている方です。 この方も記載されていますが、、 この文章を読む限りでは完全なスウェイバック姿勢ということが考えられるのが分かると思います。スウェイバック姿勢を改善するためには猫背改善をすることから始めると解決しないケースがほとんどなので、姿勢改善をする際の考え方のポイントを解説するコラムにさせて頂きます。 猫背が単体で起

【姿勢改善の考え方】感覚入力・脳の機能から考える姿勢改善の運動療法・ピラティス!

今回は、姿勢改善を感覚入力などインプットから考えたアプローチについて解説をしていきます。 一般の方から言われることとして、 これに対して、姿勢不良に対してヘッドフォワードポスチャーなど頭部が前突した状態になっているから頭を引く様なチンインエクサササイズを行う。腰椎が過剰伸展しているから、腰椎を屈曲させるエクササイズを行う。 こういった基本姿勢から逸脱した部位に対して、ニュートラルのポジションに修正する様なアプローチをするケースが大半かと思います。 ですが、そういった不

【反り腰と足関節の関係性】なぜ反り腰になると足関節背屈制限に繋がるのか??

今回は、反り腰と足関節の関係性について解説をするコラムにさせて頂きます。 そして、足関節でも特に足関節背屈制限との関係性について紐解いていく様な内容にさせて頂こうと思いますので、なぜ反り腰の状態では足関節の運動が起きにくいのかを理解して頂ければと思います。 使わない関節は使えなくなる足関節だけに限った話ではありませんが、、 関節可動域の問題を分解すると、大きく分けて上記の様になります。 理学療法士の評価学など関節可動域測定の結果の記載などで多く表記するのがパッシブ可動

【肋骨の機能解剖学】肋骨のポジション誘導と運動療法・ピラティスの活用方法!

今回は、運動療法やピラティスで活用できる肋骨の機能解剖学を中心とした内容をお伝えさせて頂くコラムにしています。 肋骨は肩関節機能はもちろんですが、体幹機能にも関わり、脊柱にも肋骨が付着する様な構造になっているため、直接的に関わりがある部分になります。 そして、体幹部分へのアプローチを行う際にも、胸郭部分への介入をしないことは基本的にないため上半身の問題にも下半身の問題においても介入がほぼ必須になる部位だと考えています。 肋骨の機能解剖学最近ではSNSやメディアなどで、肋

反り腰の人に対して、股関節外旋エクササイズを優先的にやってはいけない理由!

高齢者でもアスリートでも現代人のほとんどの方が、腰椎伸展ポジションでの姿勢保持になっています。 猫背姿勢の様に見える姿勢パターンであっても、胸郭のポジションと骨盤のポジションを比較すると、骨盤が前方シフトしているケースが多いです。 理学療法士の新人の頃や学生の頃には、骨盤が後傾しているから、腸腰筋を使って骨盤の前傾エクササイズなどやっていましたが、そもそも姿勢制御パターンとして腰椎伸展した状態になっている人を余計に伸展を増す様なアプローチをしてしまっていた可能性があること

猫背姿勢の改善において、脊柱伸展エクササイズの優先度が低い理由とは?

猫背姿勢で悩まれている方も多いですが、一般向けの姿勢の本でも専門家向けの書籍でも「大胸筋の短縮」「僧帽筋の弱化」など筋肉の長さによって姿勢不良が起きているため、、 ・短くなっている筋肉は伸ばすアプローチ ・長くなっている筋肉は鍛えて縮めるアプローチ これらが推奨されているケースが多いのが実際のところだと思います。 ですが、この様なアプローチをしても長期的に改善したとは言えない状態の方も少なくなく寧ろ個人的には上手くいかないケースがほとんどだと現場でやっている意見としては

体幹・股関節機能に着目した「片脚立位」が上手くできない3つの理由!

【片脚立位ができない3つの要因について】 臨床現場でも片脚立ちに不安定さがある方も多いと思いますし、左右差の自覚などされている人も多いです。 歩行を考えた際にでも、片脚立位になる場面もあるので片脚立位が安定することは1つ大切な要素になってきます。異常歩行としてよく取り上げられる内容として、「デュシャンヌ歩行」「トレンデンブルグ歩行」「モンロー歩行」などが異常歩行として挙げられます。 ただ、中臀筋の筋力低下というのも1つの要素であって、もっと他の要素が片脚立ちや歩行におけ

【合計2時間のボリューム動画】ふくらはぎの浮腫み・太さが解消されない原因&ピラティス・運動療法!

今回は、自分自身が運営させて頂いているオンライサロンで相談頂いた方のケーススタディをnoteマガジンでも特別配信させて頂きます。 セラピスト・トレーナー・インストラクターの方が多いと思いますので、考え方として参考にして頂ける部分もあるかと思います。 他にも各テーマごとに、1時間以上の内容を配信しておりますのでご興味がある方はお待ちしております。 では、以下にケーススタディとして1時間近くある動画を通して、「下腿後面の太さや浮腫みについての考察」をお届けていますのでご覧頂

【前鋸筋を活性化させる3ステップ】前鋸筋の運動療法・ピラティスをする際の順序!

今回は、前鋸筋に対する運動療法というテーマとして臨床現場で実際にアプローチする際の順序を踏まえて紹介をしていきます。 前鋸筋は胸部を屈曲方向に動かしたり、肩甲骨を上方回旋・下制・外転する働きがあることが作用になりますが、ただ単純にそういった運動療法を行えば良いわけではなく、、 前提条件が人によって異なっていますし、前提条件によっては前鋸筋のエクササイズをしても前鋸筋のエクササイズにならないケースも非常に多いです。 前鋸筋のエクササイズをする際のステップを3つに分けて紹介

【神経系を考慮したアプローチ】運動療法・ピラティスに活かすための神経の可塑性!

運動療法・ピラティスでは、脳を鍛えるとも言われることもあるように、脳機能回復を生むことが運動療法・ピラティスによって可能です。 その中でも外せないのが今回の神経の可塑性になってきます。 可塑性というのは修正する能力という意味が合いがありますが、筋肉の使い方が悪い・動作パターンが悪いという表現が用いられることもありますが、神経系にも偏りが生まれてくるため、様々なパターンで神経系の効率化や強化を図っていくことによって、、 動作、姿勢、痛みの改善にも繋がってくると言えます。

【脚が外側へ倒れてしまう理由】動作への影響と改善のための運動療法・アプローチの考察!

意外と多い一般の方から聞かれる悩みとして、、 これなんでですか?? そういった質問を頂くことがあります。 実際に皆さんもコレに似た質問をされたり、臨床をしている中でも明らかに左右差があって疑問に思ったことがある方もいるのではなかと思います。 そして、この現象に対して脚の向きを無理やり内側に治すようなアプローチを仮にしたとしても改善することはなく、この現象がどういう状態を示しているのかを把握することから始めることが重要になります。 そして、その多くが右下肢よりも左下肢

【歩行における重心移動】胸郭・アームスイング!パッセンジャーユニットへの運動療法!

歩行を改善するためのアプローチとして、歩行は下半身ばかり注目されがちになりますが実際のところ下半身よりも上半身の方が重要だと現場で多くの方を診ていても思うところですし、、 ロコモーターユニットよりもパッセンジャーユニットの方が質量もあるため、重心移動においてはパッセンジャーユニットへの介入が欠かせないです。 今回は、上半身に対するアプローチとして歩行で特に重要になってくる胸郭やアームスイングについて中心的に解説をして運動療法まで活用できる内容にしておりますのでご活用いただ

【1時間動画】姿勢改善に対する考え方とピラティス&運動療法!

普段セッションをする方の主訴としては、「姿勢を良くしたい」「痛みを改善したい」という方がほとんどです。 姿勢を良くしたいのも痛みを良くしたいのも、日常生活で不具合があったりやりたいことが出来なかったり、自分が思う理想の姿ではないからそういった主訴や悩みがあるわけなので、本当に何で困っているかまでカウンセリングなどで聞いて把握することは大切です。 ただ、臨床的にもピラティススタジオなどでは、別にどこも痛くないけど姿勢を良くしたいという理由で来られる方がいますし、病院などの医