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伝えたいことを伝えること-"価値"に基づく私なりのマインドフルネスの伝え方-

なぜマインドフルネスを伝えるのか

最近、マインドフルネスのワークショップをする機会をたくさん頂いています。
なんでわたしがこんなにも「マインドフルネス」といってるいるのか。
そんなわたしの気持ちを今日は書いてみたいと思います。

"伝える"ことを幸せに感じている人を見る幸せ

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わたしがマインドフルネスの恩師の講座を受けたとき。

先生自身がとにかくマインドフルネスを伝えることそのものに幸せを感じているように見えたこと。

それがとても印象的だったし、見ていて心地良さを感じたのを覚えています。

"価値"に基づいた"伝える"ということ

私は、ACT(=Acceptance and Commitment Therapy*1))の"価値"の話をよくします。

価値とは, 失敗や障害などの困難があっても自らの意思により継続してきた,行動すること自体に喜びややりがいが感じられる行動や状態の性質*2)

"伝える"ということにおいても、
この"価値"に基づくことで、何を伝えるのか、どう伝えるのかは自然と決まってくるように思います。

マインドフルネスを私に教えてくれた先生は、自然とこの"価値"を自分の中に明確に持ち、皆に伝えていたのだろうなと。

"価値"に基づく私自身の伝えたいもの

私が今マインドフルネスを伝えるのは、Le:selfを立ち上げた理由と同じ。

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"よりよく生きる"ことをただ伝えたい

これが私の"価値"に基づく伝えたいもの。

"価値"に基づくマインドフルネスの伝え方

この、私自身の"価値"に基づくと・・・

マインドフルネスを介して「よりよく生きる」ことについて伝えたいわけだから、私のマインドフルネスの伝え方は、ただの心理療法のツールを提示することにとどまることはしたくないと思っています。

私自身が自分の人生を生きる中で、ACTやマインドフルネスをどう活かしているのかという話だってしたいし、
「みんなが今、どう人生を生きているのか」という話も聞きたい。
そして、みんなの日常の中にマインドフルネスやACTをどんな風に組みこむことで、「よりよく生きること」を伝えられるのかを、その場でやりとりもしながら、考えながら、話をしたい。

そう思っています。

今、私のワークショップの中では、悩みを聞いて、その日のみなさんのお悩みにあわせたオーダーメイドのマインドフルネスを提供するというものもいくつかあります。
それは、できる限りその人の今の悩みを含めた生き方を聞いてみたいし、それにあわせて少しでも生きることが楽になるものを提供したいという私の"価値"と思いがつまった結果です。

極端なことをいうと、別に「マインドフルネス」でなくてもいいのかもしれませんね。(そんなこと言っちゃうとみんなワークショップきてくれなくなっちゃうかな。笑)

"伝えること"や"発信すること"って難しいって思われがち。
でも、これさえも"価値"に基づけば、何を伝えるかや、どういう構成をしてどう伝えるかということは自然と決まってくる。
もしかしたら、オンラインがいいのか、対面がいいのかということさえも決まってくるのかもしれないとさえ思います。

その"価値"に向かって、マインドフルに伝えていくことを今はとにかく続けたいなと思っている、そんな5月半ばです。


注釈と参考

1)*Acceptance and Commitment Therapyとは

2)*坂野朝子・武藤崇 (2012)「価値」の機能とは何か:実証に基づく価値研究についての展望 Doshisha Clinical Psychology: Therapy and Research Vol. 2, No. 1, Pp. 69-80





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