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相変わらず手書き
(以下敬体文「です・ます調」です。お手柔らかに、お願いします。)
僕は根っからのアナログ人間です。だから詩も、紙に書いてから打ち込むことが多いです。タイトル画像は、別のブログに4月13日付で投稿した詩の下書きのようなものです。後日、noteにもアップするかもしれません。
そんな中で、noteを始めてから、思いついたことを直接キーボードで入力することも増えました。主に時短のためにそうすることがほとんどです。それでも基本は手書きです。ペンタブ機能も使いません。絵描きじゃないですから(笑)
ここ(タイトルと下の短文)で使っている画像は、スキャナで取り込みました。こんな手間のかかることは滅多にしません。打ち込んだ方が早いし、データの容量としても画像よりテキストのほうが圧倒的にエコです(笑)
というわけで今日は、手書きの詩(?)を投稿します。画像です。こんな字でこんな風に帳面に書いているのかと、書いている様子が少しでも伝わればいいかなと思って、やってみました。
(無題)
―――痛々しい 痛ましい状況
走り去る者の白い影を目で追ってみる
なぜか 頬をつたって流れ落ちる涙
「今は誰も要らない」と言う声が聞こえる
(20220413/私之若夜=しのわかや)
※もともと投稿するつもりはなかったものです。
例文として、ここに掲載させていただきました。
このように、いくつもの短文を帳面のページを埋めるように、びっしりと書いています。
また、短歌などの和歌も、noteに投稿しているもの以外は、すべて専用の小さい帳面(メモ帳)に書いています。見れば投稿してないものの方が圧倒的に多いくらいです。また、ひどい時には夜通し書いています。ちなみに、詩は画像のように横書きのものが多いですが、短歌などの和歌はすべて縦書きです(笑)
振り返ってみれば、手書きをしない日のほうが珍しいくらい、ほぼ毎日書いています。ペンで書く時もあれば、鉛筆やシャープペンシルで書くこともあります。
さらに、日によっては、夜でなくても暇さえあれば、バカみたいに狂ったように書き続けています。意味があるかどうかとか、伝えようとかどうとか言う前に、次から次へと頭に浮かんできたものを書いているだけですが。
例えば、あるテーマで書こうとして「何も思い浮かばない」という心の声さえも実は自分の言葉なので、そのまま殴り書きのように帳面に書くこともあります。実際のところ、何も想わない、考えない、浮かばないという心の状態なんて、ないんじゃないかと思います。
ところで、話は変わりますが、座禅を組んだことってありますか?僕は3回ほどあります。目を閉じて、心静かに座禅を組むと頭の中に次から次へといろんなことが思い浮かんできます。それが普通ですよね。浮かんできたことをいちいち気にしていると、そこから感情のようなものがこみ上げてきて、そのうち心が喜怒哀楽を訴えてきます。変な言い方ですけど、まさにそんな感じなんです。それを、いちいち気にせずに「放っておく」ことが大事だと、寺の住職(和尚)さんは言っていました。「なるほどな」と変に納得してしまいました。
確かに、「気にしない。気にしない。気にしない。」とアニメ『一休さん』の歌(知ってますか?)のように構えていると、感情がすーっと引いていって、穏やかな、なんとも言えない「いい気持ち」になるのです。住職さんからは、「それでいい。それこそが大事です。」と言われました。
話を元に戻して、頭に浮かんだことを手書きで帳面に書き出すと、書くことによって「想ったこと」が、そこに捨てられる気がします。書き綴ることによって自分の中にあるものを外に形として放出することができるみたいです。そう、まるで自分の中から排出されたかのように。嫌ならあとで丸めて捨てるなり、シュレッダーにかけるなりすればいいわけで、大概のものは、書いて帳面を閉じれば、「はい、さようなら、また会う日まで」ですね。
結局、何が言いたいのかというと、書くことによって、自分の中に鬱積しているものや自分の心が生み出す言葉を、感情として表出する前に消化(消火)して、あるいは昇華させてしまうとスッキリするということです。象徴的な言葉やイメージに近い記号の羅列にのせてバイバイ、さようなら…次に会う時は、既に僕の中のものではなく、外にある…というように。これを、心理学用語で「外在化」と言う…のかどうかは知りませんが、とにかく、それ以降は外にあるものなんですよ。散文や詩という形で。
こんなことを言うと、「文章を書くことはセラピーや認知行動療法として有効な手段である」って言いたいのかと思われるかもしれませんが、そんな大層なことではなくて、ただ「座禅」やアニメ『一休さん』的に、エッセイや詩を書いてみませんかという、僕からの提案でした(なんだ、それだけかい?)