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九州旅行記 ③ (新山口→博多)

宇部線

2022年3月11日、朝6時頃に新山口駅に向かう。

今日は九州方面に行くので山陽本線を乗り継いで行くのが最短だが、今回は宇部線を経由して行くことにした。

105系電車

乗車するのは(おそらく)105系電車。こちらも国鉄時代から使われている電車であり、近年数を減らしているらしい。

方向幕

山陽本線だと約20分で宇部に行けるが、宇部線経由だとその4倍程度の時間がかかる為、宇部線経由と記されている。

宇部新川駅

7:26 宇部新川駅で途中下車。宇部線では当駅を発着する列車が多く、宇部市における中心駅となっている。

この駅はエヴァの劇中に出てきており、宇部市は庵野監督の出身地ともなっている。映画公開当初は多くのファンが押し寄せたようだが、現在ではエヴァ色は薄くなっている。

劇中ではマリとシンジ、そして監督自身も駆け上がった3•4番線ホームの階段。

スタンプが設置されていたので押しておく。

その後は後続の宇部行の列車に乗り込む。先程乗っていた列車もそうだが、次の列車は通学時間かつ一両だったので車内は高校生で満杯だった。

私が高校生時代に乗っていた東武伊勢崎線も朝は高校生率の高い路線だったが、宇部線は全員が高校生なのではと思うほどだった。

宇部駅に到着すると高校生は皆ここで降りてしまったのか、乗り換えた山陽本線の列車はあまり混雑していなかった。

ついに九州上陸

下関駅

下関駅から九州へ向かう時はお馴染みの415系電車。この後は門司港に向かう予定だが、門司駅ー門司港駅は使用している切符の経路から外れる為、乗車券を購入しておく。

門司観光

門司港駅

9:15 門司港駅に到着。九州の鉄道の始まりの地であり、頭端式のホームになっている。

門司港駅

「門司港レトロ」を代表する建物である門司港駅舎。ここからバスに乗車し、関門トンネルを目指す。

乗り換え時間はあまり無かったのでかなり急いだが、バスは数分遅れているようだった。見知らぬ土地のバスは本当に来るのか不安になるので、バスの位置・発車情報が分かるサイトは重宝する。

和布刈神社

関門トンネル(人道)の入り口。目の前には関門自動車道の関門橋が掛かっており、対岸の下関がすぐそこに見える。ここからエレベーターで地下に潜りトンネルを歩く。

トンネルの入り口には国道2号の標識が。車道とは分かれているが、ここもれっきとした国道らしい。

これは私だけかもしれないが、「門司」や「小倉」という地名が一人歩きしていて、「北九州市」と言われると「そういえばそんな名前だったな」と毎回思ってしまう。これは埼玉で言うと浦和・大宮・さいたま市のようなものだろうか。

数分歩いていると県境に到着した。トンネルは地元の人がランニングコースとして利用しているようで、多くの人が走っていた。

下関側まで行くと踏破証明書が貰えるようだが、私はこの県境が観たかっただけなので引き返す。

地上に戻ると、ちょうど門司港駅方面のバスが来ていた。ちょうど良いバスがないので歩いて帰ろうと思っていたが、折角なので急いで乗り込む。

門司港レトロ展望室

昼食に行こうと思っている店にはまだ早いので門司港レトロ展望室へ。修学旅行か遠足なのか、門司港地域には中学生がかなり沢山いた。

この展望室で暇潰しをした後、目的の焼きカレーの店に向かう。行列が出来るとのことで開店前から店の付近に行き様子を見ていたが、普通に入店することができた。

伽哩本舗

オーブンで焼いているので猫舌の私はしんどかったが、カレーでありながらハヤシライスのようなコクがあり、焼けたチーズもとてもマッチしていた。

本店は門司ではなく博多にあるというのが少し残念だが、オススメのお店である。

北九州市大連友好記念館
旧大阪商船

食後は付近を散策。門司港レトロというだけあって歴史的建造物が並ぶ。

旧門司三井倶楽部

こちらはアインシュタインも宿泊した重要文化財の建物。中ではアインシュタイン訪問時の様子を知ることができる。

中々興味深い建物だったが、ここにも中学生の団体が多く、かなり騒然としていた。うるさいのは仕方ないにしても、走り回ったりもしていたので、歴史的建造物としては係員が注意しなくても良いのかと不安になった。

列車に乗る為に門司港駅に戻ってきた。この長いホームはかつて九州の玄関口として栄えた面影を残している。北海道でいうと函館駅と似たような境遇だろうか。

小倉観光

小倉駅

時間に余裕があったので門司駅で途中下車などしつつ、13:21 小倉駅に到着。北九州市の中心駅であり、駅は中々都会感が出ている。ここから歩いて小倉城を目指す。

小倉祇園八坂神社

今回も松江城の時のように神社があったので先にお参りする。

小倉城

続いて小倉城に登る。頂上からは小倉の街並みと下関方面を眺めることが出来る。城は戦前に失火などで消失してしまったらしいが、戦後再建したようでエレベーターが付いている。

ゼンリンミュージアム

こちらは小倉城に隣接する大型複合商業施設に入居しているゼンリンミュージアム。地図の歴史などを学ぶことができる。ビルのワンフロアだけなので大した展示はないのでは、と思っていたが想像以上にボリュームがあり、長い時間見物してしまった。昔の西洋の人々が日本列島をどのように認識していたか、またその変遷が分かり非常に面白い。

長いバス

行きたいところには行けたので小倉駅に戻る。

特急ソニック

今日の目的地である博多に向かう。特急を使うほどの区間ではないが、折角なのでソニック号に乗っておきたいと思い切符を取っておいた。

ソニック

外観は人気な車両だが、正直内装や椅子はあまり良いものだとは思えなかった。今後JR九州の車両に乗っていて思ったが、外観は奇抜で目を引く列車は多いものの乗車時の快適性の面ではJR他社にかなり劣っているような印象を抱いてしまった。

九州最大の都市・博多へ

博多駅

そんなこんなで16:47 博多駅に到着。小倉までは昔来たことがあったが、博多は初めてである。想像通りの大都会で興奮した。

福岡市地下鉄が仙台市地下鉄のロゴに(個人的に)少し似ているような気がして、なんだか仙台に帰ってきたような気がしてしまった。

博多駅で通りもんを購入し、今日の宿に向かう。

&HOTEL HAKATA

最近出来たビジネスホテルで、博多駅からは少し歩くものの格安で泊まることが出来た。

ホテルはマンション感が強かったが、トイレとシャワーが分かれているのが嬉しかった。風呂に浸かるタイプの人は不満かもしれないが。

暑い

ホテルでしばらく休憩し、目的のラーメン屋が開店するのを待つ。ニュースを見ると今日は20℃を越していたようだ。まだ雪の残る東北地方からやってきた私としては暑くて仕方なかった。

いい時間になってきたのでホテルを出る。勿論博多駅付近でもラーメンを食べられる店は多いが、折角なら中洲・天神方面に行ってみたかったのでそちらで店を探した。

博多一双

博多の有名店の一つらしい一双へ。開店時間数分前に行くと既に何人か並んでいたが、無事一巡目で入ることが出来た。

正直私は細麺が好きではないので、博多ラーメンにも期待しておらず折角なら、程度に食べたが想像以上に美味しかった。

歓楽街らしい広告
地下鉄天神駅

天神まで歩いて地下鉄で帰る。天神付近の地下通路は札幌並みかそれ以上に栄えているのではないかと思うほどだった。


4日目に続く・・・


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