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「#しのログ」真夏の読書習慣を終わります

こんにちは。しのです。

8月1日から1ヶ月かけて31冊の本を読む企画「#しのログ」が終わりを迎えました。遊びに来てくださった方、本当にありがとうございました。


1日1冊の本を読む、そして自分の中での解釈を通して、文章にして表現をする。この工程は、想像よりも意外と大変であり、想像よりもずっと楽しかったです。

わたしの場合は人よりも本を読むスピードが少しだけ早かったようで、平均的に2時間前後で1冊を読み終えて、あとの1時間くらいで文章に起こすという流れになりました。

ただ、本によっては感想があふれすぎて文章にならない、なんてことも多く。文章にするまでの過程が難しいと感じる場面もありました。


さまざまな作家さんを体感していくと、委細承知ではありますが「日本語って、耳心地の良い綺麗な言語だ」と改めて気がつくことができます。

1週目は意味を理解することが難儀な本が多くありましたが、そのどれもが“声に出して読みたい日本語”であったし、2週目に読んだ綿矢りさ・村上春樹・俵万智という三人の作家さんにはほれぼれしてしまうことばかりで。

目で追って読んでいるはずなのに、頭の中にリズミカルな言葉たちが流れ込むのです。新鮮で斬新な感覚でした。4週目の最果タヒさんも同じく。

総じて、俵万智さんと最果タヒさんのお二方はとことん耳心地のよい言葉を紡ぎ出すことが上手でした。何時間でも、何日間でも読んでいられるのではないかと思うほど。短歌・詩歌、興味深い分野なのでわたしも挑戦してみようと思っています。


読みにくいと感じる本もゼロではありませんでしたが、「おもしろくない・つまらない」と感じる本は一冊もありませんでした。どの本もストーリーや伝えたいこと、文章のリズム感や流れを追っているだけでも十分に楽しむことができます。

そういった意味では、わたしの本の読み方はどこかずれているのかもしれませんね。何を読んでもおもしろいと感じることができるのは本当にありがたいことばかりでした。


今後ですが、週に2冊程度「#しのログ」は続けていこうと考えています。せっかく始めた機会をたったの1ヶ月で終わらせてしまうのはもったいない上、まだまだ読んでいない本があふれています。今夏だけで、とてもたくさんの本を購入してしまいました。

「いつも読んでるよ」や「あの本のログ、おもしろかった」というようなコメントをいただくことも多く、続けていく上では本当に励みになりました。

また、今回31冊を選ぶにあたって、最終的には計7名の方にご協力いただきました。どの方も魅力的な本ばかり教えてくださり、31冊には収まっておりません。ありがとうございました。


これからは読書の秋、ふたたび多くの本に出会い、より豊かな感性を身に付けることができるよう引き続き精進していきます。

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