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#しのログ「美しさとは」【#21】

後ほどからどれほどの月日が経ったでしょうか。

お待たせしました。「#しのログ」です。


本日は、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』。現代語風に言い換えると、「闇最高」というところですね。本当に、むずかしい。この本をわたしにオススメしてくださった編集者の方のように、いつかわたしもなりたいのです。

本題とずれるのかもしれないのですが、影という存在が好きです。陰ではなく、影なのですが。よく、光があるから影があるのような言い回しで賞賛されていますが、それって所詮光ありきではないかと。

もちろん、影は光のないところにはできないことが普通です。物理的には。

でも、人の翳りという影というような、目には見えない陰に気がつくことがたくさんあります。わたしは、そのひとつひとつに気がついていくことのできる人間でありたいと常々思っています。


書籍の内容は「美」や日本の様式についてなのですが、とても陰に言及したくなりました。

見えない陰と見える陰、どちらもそれなりに意味があって、趣深いものと、感じます。

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