見出し画像

#しのログ「人であるということ」【#26】

しのです。誰かということではなく、人間である限り読んでおきたい一冊に出会いました。梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』です。

小学生なんかの読書感想文にも用いられるほどの人気作。大人にも子どもにも読みやすいのは、作品が優れているという何よりの証拠かもしれません。


人の死を通して感じること、人としてどうあるべきかということを考えさせられます。きっと、小学生でも読むことはできるけれど、今のようには感じることがない。逆に、今となっては当時のような素直な感情を抱くこともできないのかもしれません。

生き方って人それぞれで、誰にも強制力なんてないし、正しい生き方もない。だからこそ、決断することが必要で、決断するためには決断するなりの要素が必要なのだと感じます。その要素を汲み取ることが、生きる意味そのものに値するという人もいるのかもしれません。


生き方に悩んでいた小学生・中学生の頃のわたしに読んで欲しかったなあ。いつか小さな子どもができたときには、読んでみてもらいたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?