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#しのログ「今後へ、空白」【#14】

村上春樹生活3日目。昔よくみた「1ヶ月1万円生活◯日目」をふと思い出しました。鈴木しのです。

今日の一冊は、トルーマン・カポーティ作・村上春樹訳で『ティファニーで朝食を』。“女性なら読んでおくべき名作”とずっと言われていた作品だったため、こんな機会だし村上春樹に染まってみようとあっさりと選出。

さっそくの余談ですが、夏の時期って新潮文庫や角川文庫あたりで開催されていて、ブックカバーがもらえたり、装丁が変わったりします。新潮文庫版『ティファニーで朝食を』のこの鮮やかなほどの水色、つい手に取ってしまうのも納得です。(同シリーズの夏目漱石作『こゝろ』も見とれてしまうほど美しい真珠色のカバーなので、昨年つい手に取りました。)


というところで、本編へ。

わたしの集中力の問題でしょうか。ごめんなさい、物語を追うのが難しゅうございました……。冒頭、「以前暮らしていた場所のことを、何かにつけふと思い出す。」という一文があまりに美しく可憐だったのですが、その後はどうしてだか、目線が散乱しがちで物語に上手に入り込むことができないまま終わってしまいました。とても悲しい気持ちです。

物語を追うよりも、最後は村上春樹が残してくれていた“美しい表現”探しに没頭してしまいました。近いうちに『1Q84』や『海辺のカフカ』といった作品とも寄り添うつもりですが、ひとまず今日は多くは語ることができずにまた今後の読み直しへバトンを繋ぐこととします。


あらすじを調べて自由にいくらでも読んだ雰囲気を作ることはできるのですが、そんなことをしたくないという我の強さを持ちつつお届けしています。

不本意な点もあるかとは思いますが、柔らかい心持ちでご覧いただけると幸いです。


それでは、おやすみなさい。

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