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組織責任も、結果責任も持たないCMOはいらない

6月1日、MATCHAのCMOになりました。
MATCHAは6月から新しい年度が始まります。ちょうど今期の目標を考えているところなので、今思っていることを言語化しておこうと思います。

まず、最近とても嬉しいことがありました。元メルカリでプロダクトマネージャーをやっていたogiさんがMATCHAに正式にジョインしてくれました。
——元メルカリの荻原裕太氏がMATCHAのCPOとしてジョイン

知識も経験も、人の繋がりも遙かに適任のogiさんがCPOとして入ってくれたので、一緒に強いプロダクトを作り、自分はよりマーケティングに専念していきます。優秀な人と仕事をするって、やっぱり最高に楽しいです。


CMOとしての目標

目標は、時間軸ごと、レイヤーごとに規模の大小が様々ありますが、大きく分けると2つです。

・成果にコミットし、結果を残すこと
・メンバーの能力が最大限発揮される組織体制を作ること

当たり前のことのようですが、これを実現することは難易度が高いことだと思っています。

先週から今週にかけて期末評価期なのですが、メンバーの評価をする前に、森岡さんの「マーケティングとは、『組織革命』である。」という本を読み直しました。最高の本です。

曰く、「組織責任も、結果責任も持たないCMOはいらない」と。

インバウンド業界には、嵐のような逆風が吹いています。コロナ渦においては、訪日メディアとしての成果が出づらく、しんどい時期が続いています。士気も下がってしまいがちです。

しかし、ここで成果から逃げるようなCMOは不要なわけです。一生でこんな経験ができるのはそうそう無いでしょう。これは自分や会社に課された試練であると思って、与えられた環境を逆手に取って「何ができるか?」を考えながら、全員で力を合わせて結果を残せる、そんな強い組織を作りたい。

先日、CEOの青木さんに伝えました。

「青木さんは、前だけ向いてていいです。勝手にどんどん走っていっていいです。僕は前を向きながらも、後ろにいるみんなをリードして連れていきます」

CEOは、前だけ向いていればいいと思います。CEOが前だけ向いている役割なら、CMOは前と後ろを向いて、強いしなりと柔軟性のある組織を作る役割です。

マーケティングは「他者への想像力」が重要です。「他者への想像力」は、僕が社会人1年目の時に尊敬する先輩から言われて今も大事にしている言葉です。

強いプロダクトを作ってユーザーを増やし結果を残すことも、クライアントにMATCHAを使ってもらうことも、メンバーの生産性が最大化される強い組織を作ることも、すべて相手の立場に立って物事を考えられるプロになれるかが勝負。


嵐の船出になりましたが、いいプロダクト、いい会社を作っていきます。


サポートありがとうございます!会社のメンバーに回らない寿司をご馳走してあげられるくらいでっかくなりたいです。