カクヨムにて『歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世』を新規投稿しました。
あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。
noteでは紹介を兼ねて、昨日と本日の更新分から一部引用します。
『フランス史』ブーム——ラヴァレ、ルロワ
19世紀は『フランス史』と題する本が多すぎる。
noteでは、私の独断と偏見で注目したいところだけ引用して紹介します・笑
上記のルロワは、まず、シャルル七世の文学好きに触れている所がいいですね!
あと、フランス単独ではなく「ヨーロッパ情勢」という大きなくくりで、
『ヨーロッパ情勢に重要な役割を果たした人物』第1️⃣位にシャルル七世を上げているのもかなりポイントが高い❣️
『フランス史』ブーム——ミシュレ、ローランティ
私の知る範囲では、日本語に翻訳された『フランス史』はミシュレの著書くらい。
これまで紹介した著書と、これから紹介する予定の著書で、日本語で読めるやつ1冊しかないの…😞
でも、実際はもっと多種多様で、各時代の歴史家がそれぞれの立場でポジショントークを繰り広げている。ある人物・時代を深く掘り下げるには、著者1人、著書1冊だけでは物足りない。
ジュール・ミシュレ著『フランス史』全巻揃えるのは大変ですが、第五巻はほぼ全編にわたってシャルル七世時代です。誤りもあるものの、時代の流れを知るのにおすすめ。
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続きはカクヨムにて。
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よろしくお願いします!
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
web小説『7番目のシャルル』シリーズ
シャルル七世が主人公の小説(少年期編/青年期編)連載中。